電子伝達系は水素と酸素とを消費して、水素イオン(陽子、プロトン)をミトコンドリア(内膜)の外側へ汲み出す。 |
*電子伝達系はミトコンドリア内膜に存在し、水素に酸素を結合(酸化)して水(H2O)を生成します。
この時、H+(水素イオン、陽子、プロトン)がミトコンドリア内膜の内側から内膜の外側へ輸送されます。これにより、ミトコンドリア内膜の外が高濃度で内側が低濃度であるプロトンの濃度勾配が生じます。
*3 molの酸素(O2)と(1/2)molのグルコース(ブドウ糖)から生成し上記の12 molの水素とが電子伝達系で代謝されると、34 molのH+がミトコンドリア内膜の内側から内膜の外側へ輸送されます。