甲状腺ホルモン、副腎皮質ホルモン、性(腺)ホルモンに関して3層構造が特徴である。下垂体前葉が各内分泌臓器の上位にあり、刺激ホルモンを生成、内分泌している。視床下部がさらに上位にあり、放出ホルモンを生成、内分泌している。 |
前のステップまででは、「ホルモン:はじめの一歩」で「下垂体前葉系,その1」に分類した内分泌臓器###(甲状腺、副腎皮質、性腺)から分泌される##ホルモン、ならびに下垂体前葉から分泌される##刺激ホルモンについてのみ勉強しました。このステップでは、さらに視床下部からの##刺激ホルモン放出ホルモンが登場しました。
甲状腺ホルモン、副腎皮質ホルモン、性(腺)ホルモンに共通する一般的な書き方は次表のようになります。
'刺激'に相当するのが'stimulate'であり、'##刺激ホルモン'='##tropin'='##tropic hormone'='##stimulating hormone'です。そのため、下垂体前葉が分泌するホルモンには下段のような英名があります。 ただし、ヒト絨毛ゴナドトロピンだけは例外であり、下垂体前葉ではなく、胎盤の絨毛から分泌されます。 さらに、放出は'release'です。視床下部が分泌するホルモンには、下段のような英名があります。
甲状腺刺激ホルモン(TSH)は 甲状腺 下垂体前葉 下垂体後葉 視床下部 から生成、内分泌される。
Gonadotropinは gonad (性腺) 下垂体前葉 下垂体後葉 視床下部 から生成、内分泌される。
性(腺)ホルモンは 性腺 下垂体前葉 下垂体後葉 視床下部 から生成、内分泌される。
性腺刺激ホルモン(gonadotropin)は 性腺 下垂体前葉 下垂体後葉 視床下部 から生成、内分泌される。
TSHは 甲状腺 下垂体前葉 下垂体後葉 視床下部 から生成、内分泌される。
甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンは 甲状腺 下垂体前葉 下垂体後葉 視床下部 から生成、内分泌される。
性腺刺激ホルモン放出ホルモンは 性腺 下垂体前葉 下垂体後葉 視床下部 から生成、内分泌される。
TRHは 甲状腺 下垂体前葉 下垂体後葉 視床下部 から生成、内分泌される。
GnRHは gonad (性腺) 下垂体前葉 下垂体後葉 視床下部 から生成、内分泌される。