妊娠中の大量のエストロゲンにより子宮筋のオキシトシン受容体数が通常の約100倍にまで増大する。これによってオキシトシンに対する子宮筋の感受性が高まり、子宮収縮が始まる。
収縮によって胎児が子宮頚管の方に圧迫されると、この刺激によりオキシトシンの分泌はさらに亢進する。増大したオキシトシン分泌はさらに強い子宮収縮をひきおこすため、正のフィードバックが成立している(3章、オキシトシン参照)。
本教材の著作権