POINT!

血糖が低下した時、負のフィードバックはグルカゴン（の生成、内分泌、血中濃度）を亢進させる。これにより、最初の変化（血糖の低下）は小さくなる。

グルカゴン（の生成、内分泌、血中濃度）は血糖を上昇させます。グルカゴンは絶食する前にもある量の生成、内分泌、血中濃度、血糖上昇作用があります。

① 絶食しました。絶食により血糖は低下します。グルカゴン（の生成、内分泌、血中濃度）は血糖を上昇させます。これらは逆の方向（青）です。

② これらは逆の方向（青）なので、負のフィードバックはグルカゴン（の生成、内分泌、血中濃度）亢進（赤）させます。この調節により、グルカゴン（の生成、内分泌、血中濃度）の血糖上昇作用が増強し、低下していた血糖は（食事する前の血糖へ向けて）上昇します。

要するに、最初の変化（血糖の低下）は小さくなります（青い下向きの白抜き矢印が消えます）。

室温が低下した時（冬）にヒーター（の機能）が亢進させるのと同様、これも青→赤の負のフィードバックです。