POINT!

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グルカゴンは血糖を上昇させます。グルカゴンは食事の前にもある一定量の生成、内分泌、血中濃度、血糖上昇作用があります。(このことは病態を考えるときに必要です。とりあえず、「室温が高い時(夏)ヒーターは使わない」をイメージしてくれれば、この図は無視しても大丈夫です。)

グルカゴン・インスリン02.jpg

① 食事したとします。食事により血糖は上昇します。グルカゴン(の生成、内分泌、血中濃度)は血糖を上昇させます。これらは同じ方向(赤)です。


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② これらは同じ方向(赤)なので、負のフィードバックはグルカゴン(の生成、内分泌、血中濃度)を低下(青)させます。これにより、グルカゴンの血糖上昇作用が減弱し、上昇していた血糖は元の血糖へ向けて低下します。

室温が高い時(夏)にヒーターは使わない、と似たようなものです。

Challenge Quiz

1. 食事により血糖は 上昇 低下 し、グルカゴン(の生成、内分泌、血中濃度)は血糖を 上昇 低下 させる。これらは 同じ方向 逆の方向 であるので、負のフィードバックはグルカゴンを 低下 亢進 させる。
2. 血糖が高い時、負のフィードバックはグルカゴン(の生成、内分泌、血中濃度)を 亢進 低下 させる。