下垂体前葉において生成、内分泌されています。
プロラクチンは乳房からの乳汁生成を亢進します。
母親ラットにおいて下垂体前葉除去手術を施行しました。注射は分娩した日から皮下に行いました。新生ラットの体重を乳汁生成の指標としました。母親ラットに副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)だけを投与した場合、新生ラットの体重は増大しませんでした。乳汁生成が低下していることが示唆されました。しかし、前葉を除去した母親ラットにプロラクチンと副腎皮質刺激ホルモンの両者を投与した場合、新生ラットの体重が増大しました。以上のことから下垂体前葉から分泌されるプロラクチンが乳汁生成を促進することが示唆されました。
また、プロラクチンは、特に妊娠中に、乳腺の発育を促進させます。