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甲状腺ホルモンの作用は、以下の4つに大別される。
1.
骨や骨格筋の発達を促進する。これは特に、小児において重要であり、甲状腺ホルモンの分泌が不十分であると発育障害が出現する。
2.
脳、生殖器、脾臓以外のエネルギー代謝を亢進する。その結果、二次的な作用として、体温が上昇し、酸素消費量が亢進する。
3.
脳に作用し、精神活動を亢進する。甲状腺機能低下症では、無気力になってしまう。
4.
骨髄を刺激し、造血を亢進する。
上記した重要な作用を有するが、個体の生命維持には必須ではない。
Challenge Quiz
1.
甲状腺ホルモン(T3, T4など)は、酸素消費、エネルギー代謝、熱生産、精神活動を
亢進
抑制
正解!
する。
2.
甲状腺ホルモン(T3, T4など)は骨格系の発達を
促進
抑制
正解!
する。
3.
甲状腺ホルモンは生命にとって必須である。
正
誤
正解!
4.
甲状腺ホルモンは成人では精神活動に影響をおよぼさない。
正
誤
正解!
5.
甲状腺ホルモンは
甲状腺
副甲状腺
正解!
から生成、内分泌される。
6.
甲状腺ホルモンは
血漿中のカルシウム濃度を低下させる
血漿中カルシウム濃度を上昇させる
代謝を亢進させる
正解!
。