胆管閉塞では、抱合(直接)型ビリルビンが排出できなくなり、高値となり、黄疸を呈します。この状態を閉塞性黄疸と言います。
閉塞性黄疸では、腸管内のウロビリノーゲンが低下し、ステルコビリンの生成が低下するため、大便の色が薄く、時に白色になります。尿中のウロビリノーゲンもそこから生成するウロビリンも低下しますが、水溶性であり黄色を呈する抱合型ビリルビンが尿に排出されるので、尿の黄色は濃くなります。
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