細胞膜内には陰性の静止膜電位が発生しています。刺激を受けると陰性電位が減少します。このことを脱分極といいます。脱分極により膜電位がある程度まで減少すると、活動電位とよばれる能動的な電位が膜に生じます。活動電位に移行する膜電位を閾値、あるいは閾電位、または発火レベルといいます。
活動電位の特徴は、急速な脱分極とovershootです。overshootとは、細胞膜内外の極性が入れ替わることで、細胞膜内が陽性になります。overshoot後、再び陰性電位が急速に増加し、活動電位は終了し、静止膜電位に戻ります。この過程を再分極といいます。
神経細胞の静止膜電位(の絶対値)が減少し、神経細胞が活動に向かう過程を 過分極 脱分極 という。
膜電位が発火レベル(閾電位、閾値)まで脱分極すると、活動電位が発生 する しない 。
overshootにひきつづき、膜電位は静止膜電位へ向けて 脱 再 分極する。