咬筋(下顎)反射、膝蓋腱反射、アキレス腱などは伸展(伸張)反射である。 |
①打腱器で叩くと膝蓋腱が後ろに押され、大腿四頭筋が伸ばされます。
②大腿四頭筋の中にある「筋紡錘」(の中にある錘内筋線維の中央にある膨大)も伸ばされ、これが刺激となって「筋紡錘」(の中にある錘内筋線維の中央にある膨大)に活動電位が発生します。
③この活動電位は、求心(感覚)性であるIa神経線維を伝わり、後根から脊髄に入ります。
④Ia神経線維は脊髄前角で、大腿四頭筋を支配している運動神経細胞体に興奮性シナプスを形成しています。そのため、③で前角に到来した活動電位は、大腿四頭筋を支配している運動神経細胞体に活動電位を発生させます。
⑤大腿四頭筋を支配している運動神経細胞体に発生した活動電位(④)は、遠心(運動)性であるAα神経線維を伝わり、前根を通って大腿四頭筋の錘外筋線維に到来します。
⑥大腿四頭筋の錘外筋線維に到来した活動電位(⑤)のため、錘外筋線維が活性化し、大腿四頭筋が収縮して膝が延びます。
膝蓋<腱>反射の名称ですが、腱紡錘が受容器ではありません。
アキレス腱反射も伸張(伸展)反射です。膝蓋腱反射と同様、腱を叩きますが刺激されるのは「筋紡錘」(の中にある錘内筋線維の中央にある膨大)です。
咬筋(下顎)反射も伸張(伸展)反射です。求心性神経も遠心性神経も脳神経(第Ⅴ脳神経、三叉神経)であり、中枢は脳です。
膝蓋腱反射の受容器は、 大腿四頭筋の「筋紡錘」(の中にある錘内筋線維の中央にある膨大) 大腿四頭筋膝蓋腱の腱紡錘 である。
膝蓋腱反射とは、膝蓋腱がハンマーで叩かれることにより、 大腿四頭筋の「筋紡錘」(の中にある錘内筋線維の中央にある膨大) 大腿四頭筋膝蓋腱の腱紡錘 が伸展され、求心性神経線維に活動電位が発生し、脊髄を中枢とし、 単 多 シナプスを介して、大腿四頭筋(の錘外筋線維)を支配する遠心性神経線維が活性化され、大腿四頭筋を収縮させて、膝が伸びる反射である。
アキレス腱反射は 伸張(伸展)反射 屈曲反射 である。
アキレス腱反射の中枢は 脊髄 脳 である。