抗体には規則抗体と不規則抗体とがあります。
ある抗原に対する抗体が生成されるのが、その抗原が侵入する前であることがあります。すなわち、ある抗原が(感染、予防接種、移植などにより)侵入しなくても、その抗原に対する抗体を生成するのです。このような抗体を「規則抗体」とよびます。
ある抗原に対する抗体が生成されるのが、その抗原が侵入した後であることがあります。すなわち、ある抗原が(感染、予防接種、移植などにより)侵入してはじめてその抗原に対する抗体を生成するのです。このような抗体を「不規則抗体」とよびます。
規則抗体は、抗原が体内に侵入 する前 した後 に生成される。
不規則抗体は、抗原が体内に侵入 する前 した後 に生成される。
XYZ抗原に対する抗体(抗XYZ抗体)が、XYZ抗原が体内に侵入する前に生成されたとしたら、抗XYZ抗体は 不規則 規則 抗体である。
XYZ抗原に対する抗体(抗XYZ抗体)が、XYZ抗原が体内に侵入した後に生成されたとしたら、抗XYZ抗体は 不規則 規則 抗体である。
ABO式血液型の抗A抗体は 規則 不規則 抗体である。
ABO式血液型の抗B抗体は 規則 不規則 抗体である。
抗ウィルス抗体は 規則 不規則 抗体である。