一歩一歩学ぶ生命科学
POINT!

黄色の圧力計で、肺の内圧を示します。肺の内圧は、もう少し解剖学的位置を明確にして、肺胞内圧、とも呼ばれます。肺が伸展されている間は、肺(胞)内圧は大気圧と比べて陰圧です。先端が肺の中にある黄色い圧力計が肺側で、開放されて大気圧を示す外側と比べて、上がっていることに注目。肺が同じ大きさに伸展した状態がつづくと、肺内の陰圧は消え、気流はなくなります。

このvideo を見て下さい。びっくり箱の中身です。伸展している間は、中が陰圧になり、音がなります。伸展した状態がつづくと(広がりきっていると)、中の陰圧は消え、気流はなくなり、音はしません。

肺気量
(安静呼吸の1周期の間で)
最小最小→最大最大
肺(胞)内圧大気圧陰圧大気圧
気流なし流入なし


Challenge Quiz

1.

肺が伸展されている(吸息の)間、肺の内圧(肺胞内圧)は大気圧と比べて 陰圧 等しい 陽圧 である。

2.

肺が同じ大きさに伸展した状態がつづく(吸息が終わる)と、肺の内圧(肺胞内圧)は大気圧と比べて 陰圧である 等しい 陽圧である

3.

肺が伸展されている(吸息の)間、 気体(空気)が流入する 気流はない 気体が流出する

4.

肺が同じ大きさに伸展した状態がつづく(吸息が終わる)と、 気体(空気)が流入する 気流はない 気体が流出する