「血清鉄」とは、3価の鉄(Fe3+)とトランスフェリンとの複合体である。 |
血液検査における「血清鉄」は、トランスフェリンと3価の鉄(Fe3+)との複合体です。
補足:
3価の鉄(Fe3+)が減少すると、「血清鉄」も減少します。3価の鉄(Fe3+)が増大すると、鉄と結合していなかったトランスフェリンと結合して、「血清鉄」も増大します。
トランスフェリンの全てが鉄を結合しているわけではありません。トランスフェリンが減少すると、3価の鉄(Fe3+)が減少しなくても、複合体である「血清鉄」は減少します。
造血などで、鉄が使われることは、しばしば、「消費」とよばれています。