電子伝達系における電子の伝達によりH+(プロトン)がミトコンドリア内膜の内側から外側にくみ出される。 |
燃料である水素が電子伝達系に入ります。そこで、H+と書いてある水素イオン(プロトン)とe-と書いてある電子とに分かれます。水素イオン(プロトン)はミトコンドリア内膜の外側に移動します。
分かれた電子は、文字通り電子伝達系を伝達します。この動きにより、ミトコンドリア内膜の内側の水素イオン(プロトン)が外側に移動します。
移動を終えた電子はミトコンドリア内膜の内側へ移動します。
内膜の内側で酸素と水素イオン(プロトン)と電子とは一緒になって水(H2O)が生成します。
電子伝達系の作用により内膜の外側の水素イオン(プロトン)は増え、内側の水素イオン(プロトン)は減りました。この濃度勾配のために、水素イオン(プロトン)は内膜の外側から内側へ移動します。
この動きにより、ATP合成酵素においてアデンシン2リン酸(ADP)にリン酸が結合し、アデノシン3リン酸ATPが生成します。
<<上記の説明は、半定量的です。受け渡される電子の数、生成するATPの数などに関する情報は省いてあります!>>