人の体(の防御系)は、自己は有益であり非自己は有害である(かもしれない)、とみなしている。 |
人の体にとって自分の細胞・物質は、自己であり、有益なものです。
体にとって自分のではない細胞・物質(たとえばバイ菌)は非自己(異物)であり、有害である(かもしれない)ものです。
体は有害である(かもしれない)非自己から自身を守ることが必要です。図の真ん中の「箱型細菌」も、向かって右の「棒型ウィルス」も 有害とみなされます。
*注意!「箱型細菌」、「棒型ウィルス」とはこの教材のイラストに登場するバイ菌のニックネームであり、微生物学的な用語ではありません!
* 補足! 焼き鳥のたんぱく質 はおいしいのですが、そのまま君の 体の中 に入ったら、非自己であり、有害です。焼き鳥の たんぱく質 は飲みこまれたのち、体の外である消化管の内腔 において 胃液、 膵液 、 小腸の粘膜 によって消化され、 アミノ酸 にまで分解され、その後に 体の中 へ 吸収 されます。 アミノ酸、水、ブドウ糖などは自己でも非自己でもありません。
人の体(の防御系)は、「自己」を 有害(かもしれない) 有益 とみなしている。
人の体(の防御系)は、「非自己」を 有害(かもしれない) 有益 とみなしている。