たんぱく質はろ過されず、尿中に排出されない。 |
毎分、腎動脈から、血漿中の水分が約500 mL流入しています。その中にたんぱく質が約35 g入っています。100 mLの中にはたんぱく質が約7 g入っています。
水分は約100 mLが糸球体の中からボーマン嚢へろ過されます。ろ過された水は、ボーマン嚢から尿細管へ流出します。その中にたんぱく質は入っていません。7 gのたんぱく質はろ過されないのです。
尿細管へ流出したこの約100 mLの水のうち、約99 mLが尿細管周囲毛細血管へ再吸収されます。
ろ過されたけれど、再吸収されなかった約1 mLの水は尿管へ流出します。たんぱく質はろ過されなかったのですから、当然、尿管へ流出しません。
ろ過されなかった400 mLの水と、その中のたんぱく質28 gは、糸球体を通過し、尿細管周囲毛細血管へ移動します。結局、ろ過されないのは、水分400 mL、ならびに、たんぱく質は28 gと7 gとの合計35 gです。
この400 mLの水と再吸収された99 mLの水とは、一緒になって腎静脈へ流出します。その中にたんぱく質が、約35 g入っています。
たんぱく質は、正常人では、腎臓でろ過 される されない 。
正常な腎臓では、たんぱく質は、尿細管で (糸球体でろ過されず)再吸収されない (糸球体でろ過されたけれど)再吸収されない (ろ過量の)約1%が再吸収される (ろ過量の)約1/3が再吸収される (ろ過量の)約2/3が再吸収される (ろ過量の)約99%が再吸収される (ろ過量の)全量が再吸収される 。
(小さい)たんぱく質は、正常人では、(尿中に) 流出する 流出しない 。
たんぱく質は、腎臓(の尿細管)で 再吸収される 再吸収されない 。