人によって、体細胞の常染色体にある2つの座、それぞれに遺伝子が入っていたりいなかったりする。 |
動画と音声での説明
体細胞の常染色体にある座は細胞に2つずつあり、それぞれの座に遺伝子は入っていたりいなかったりするわけです。そのため、人によって、
*(図上段)1つの体細胞内に2つあるRh遺伝子の座の両方にRh遺伝子が入っている人
*(図中段)1つの体細胞内に2つあるRh遺伝子の座の片方にRh遺伝子が入っていて、もう片方に入っていない人
*(図下段)1つの体細胞内に2つあるRh遺伝子の座の両方にRh遺伝子が入っていない人
の3つのパターンがあります。
また、 Rh遺伝子には、血液型をRh(+)にする方法、という情報が入っています ので、1つの座にRh遺伝子があれば、Rh式血液型はRh(+)になるのです。そのため、
*(図上段)両方にRh遺伝子が入っている人のRh式血液型はRh(+)です。
*(図中段)片方にRh遺伝子が入っていてもう片方に入っていない人のRh式血液型はRh(+)です。
*(図下段)両方にRh遺伝子が入っていない人のRh式血液型はRh(-)です。