ひとつの刺激による効果が消えない内に、次の刺激が投与された場合、効果が「加重」して、より大きな効果が得られることがある。効果が加重し得るのは、不応期(刺激しても筋肉が収縮しない時期)が短い場合だけである。
筋に単発の電気刺激を与えると、刺激後、0.01-0.02秒おいて、約0.1秒の瞬間的な収縮がおこる。これを「単縮」、または「攣縮」という。
これに対して、同じ電気刺激を頻回投与すると、加重が生じ、より大きな収縮力が得られることがある。これを「強縮」という。骨格筋の不応期は短いのである。
強縮には2種類ある。収縮曲線がギザギザな場合と、滑らかな場合である。ギザギザな場合を不完全強縮という。なめらかな場合を完全強縮とよぶ。
医歯薬出版社:生理学第2版(東洋療法学校協会編)
単収縮 強縮 とは、一回の活動電位による筋収縮をいう。
単収縮が 加重 収束 したものを、強縮という。
通常、四肢の動きをもたらすのは 単縮 強縮 である。
骨格筋の収縮曲線がギザギザな場合、強縮は 完全強縮 不完全強縮 である。
骨格筋の収縮曲線が滑らかな場合、強縮は 完全強縮 不完全強縮 である。
骨格筋には、単収縮は ある ない 。
骨格筋には、強縮は ある ない 。
骨格筋の不応期は、 短い 長い 。