肺の機械的受容器からの迷走神経反射は下記のようにまとめられます。
浅速呼吸とは、文字通り、浅くて速い呼吸です。イリタント受容器からの求心性活動で引き起こされます。
apneusisとは、持続的吸息活動です。
肺伸展受容器は順応しにくい受容器で、肺が伸展されている間、ほぼ一定の頻度で活動電位を発射させ続けます。そのため、遅順応性受容器 slowly-adapting receptorsとも呼ばれます。逆にイリタント受容器は順応しやすい受容器で、刺激が続いても、活動電位の発射頻度はすぐに減少します。そのため、速順応性受容器 rapidly-adapting receptorsとも呼ばれます。
肺伸展受容器からの求心性情報は吸息off-switch、すなわち、吸息時間の短縮と呼息時間の延長とを引き起こします。これをヘーリング・ブロイエル反射といいます。
ヘーリング・ブロイエル反射をひき起こすのは 肺伸展受容器 イリタント受容器 J受容器(C線維末端) からの求心性活動である。
咳反射をひき起こすのは 肺伸展受容器 イリタント受容器 からの求心性活動である。
持続的吸息活動(apneusis)をひき起こすのは 肺伸展受容器 イリタント受容器 J受容器(C線維末端) からの求心性活動である。
肺伸展受容器は順応が 速い 遅い 。
イリタント受容器は順応が 速い 遅い 。