受精は卵管のなかでおこなわれ、受精卵の細胞分裂は直後から開始されます。子宮内膜に着床するのは受精後7-9日であり、子宮内膜は分泌期にあります。
卵巣と原始胎盤: 着床時、卵巣からプロゲステロンが生成、内分泌されています。このプロゲステロンにより子宮内膜が維持されていることは上述しました。プロゲステロン生成、内分泌は着床後、1週間ほどで低下してしまう可能性があります。これは月経をひきおこし、妊娠の継続を不可能にしてしまいます。しかし、着床し、細胞分裂をくりかえす受精卵の周囲には、原始胎盤が発達します。ここから、ヒト絨毛ゴナドトロピン human chorionic gonadotropin (hCG)が生成され母体内に内分泌されます。hCGにより月経期の時期になっても黄体が委縮するのではなく、むしろ増大し、プロゲステロン生成、内分泌を続行させるだけではなく、亢進させます。その結果、子宮内膜が維持され、妊娠の最初の症状として月経が停止します。
受精は 子宮 卵管 内でおこなわれるのが普通である。
受精卵が子宮内膜に着床する時期は、子宮はちょうど 増殖 分泌 期にあたる。
妊娠時、ヒト絨毛ゴナドトロピン(hCG)は エストロゲン プロゲステロン の生成、内分泌を 亢進 抑制 させることで無月経をもたらす。