一歩一歩学ぶ生命科学

(狭義の慢性閉塞性肺疾患 chronic obstructive pulmonary disease, COPD)

主な病態として閉塞性障害と肺胞の破壊とがある。閉塞性障害により、1秒率が低下する。また、肺胞の破壊により低O2血症、高CO2血症となる。閉塞性障害と肺胞の破壊とにより、呼吸困難感(息苦しさ)がもたらされる。また、肺胞の破壊により肺の弾性力が低下し、肺気量が増大(過膨張)する。

大気汚染、喫煙とが大きな要因となる。エネルギー代謝が亢進し、低栄養、低体重となり、分岐鎖アミノ酸(バリン、ロイシン、イソロイシン)が低下する。


Challenge Quiz

1.

肺気腫(狭義の慢性閉塞性肺疾患 chronic obstructive pulmonary disease, COPD)では、肺胞の破壊が主な病態の一つである。

2.

肺気腫(狭義の慢性閉塞性肺疾患 chronic obstructive pulmonary disease, COPD)では、肺胞が破壊され、 O2血症、 CO2血症となる。

3.

肺気腫(狭義の慢性閉塞性肺疾患 chronic obstructive pulmonary disease, COPD)では、肺胞が破壊され、肺の弾性力が 低下 増大 し、肺気量が 低下 増大 する。

4.

肺気腫(狭義の慢性閉塞性肺疾患 chronic obstructive pulmonary disease, COPD)では、大気汚染、喫煙との関連は 強い 弱い

5.

肺気腫(狭義の慢性閉塞性肺疾患 chronic obstructive pulmonary disease, COPD)では、エネルギー代謝が 低下 亢進 し、 栄養、 体重となり、分岐鎖アミノ酸が 上昇 低下 する。