好中球は、
生体防御分類
での
第2レベル、すなわち、生体内の異物に対する画一的な防御
を担当しています。
非自己や炎症病巣へ向かって遊走する特性が強いことが、特徴です。さらに、非自己(異物)を取り込んで分解、消化する働きがあります。消化酵素は顆粒に含まれています。取り込んで消化する作用を食作用といいます。単球に比較して小さいものを摂取するため、小食細胞ともよばれています。ある程度の細菌を消化すると死滅してしまいます。この際、貪食した好中球自体も消化されてしまい、その結果、膿が生成されます。