非自己(異物)の抗原は、非自己(異物)の種類に固有である。 |
「箱型細菌」、「棒型ウィルス」は、それぞれ異なる抗原を持っています。
そのため、人体は「箱型細菌という非自己」と「棒型ウィルスという非自己」とを識別することができるのです。
このように「非自己」には特定性があるのです。これも教科書には「特異性」と書いています。
たとえ話:箱型細菌も棒型ウィルスもバイ菌国発行のパスポートを持っていて、人体にとっては(内容を見なくても)表紙を見るだけで「バイ菌国からだから非自己」です。さらにパスポートを開いて(氏名欄のような)内容をみると、それぞれのバイ菌ごとに固有のことが書いてあります。