横紋筋の収縮、弛緩の過程は、概略的に
1.筋細胞膜(含む横行小管)の興奮
2.筋小胞体の(両端にある)終末槽からのカルシウム遊離
3.カルシウムのトロポニンへの結合
4.トロポミオシンの収縮抑制の解除
5.アクチンーミオシン頭部の結合
6.ミオシン頭部の「首振り運動」、すなわちアクチンーミオシン間の移動(筋収縮)
7.カルシウムの回収
8.アクチンーミオシン頭部の分離
となります。
このうち、赤字はATPを消費する過程です。
筋収縮の際、カルシウムは 筋細胞膜 横行小管 筋小胞体 終末槽 トロポニン トロポミオシン アクチン ミオシン頭部 から細胞質へ供給される。
カルシウムは 筋細胞膜 横行小管 筋小胞体 終末槽 トロポニン トロポミオシン アクチン ミオシン頭部 と結合して筋収縮をひき起こす。
弛緩状態では、 筋細胞膜 横行小管 筋小胞体 終末槽 トロポニン トロポミオシン アクチン ミオシン頭部 が収縮を抑制している。
カルシウムの 筋小胞体からの放出 筋小胞体への回収 は能動的な(ATPを消費する)過程である。
ミオシン頭部の アクチンとの結合 「首振り運動」 アクチンからの分離 は能動的な(ATPを消費する)過程である。