上記の、大脳皮質から骨格筋までの直達的な下行路を、錐体路とよぶ。錐体路以外の運動系の下行路を、錐体外路とよぶ。錐体外路は、大脳基底核、小脳、脳幹(赤核,網様体)などを経由して、前角の運動神経細胞体に投射する。錐体外路の最重要な機能は、姿勢制御である。


Challenge Quiz

1.

バビンスキー反射は、 錐体路 錐体外路 が障害されたときにみられる症状である。

2.

大脳基底核、小脳などは、錐体外路にとって重要な核である。 

3.

錐体外路は、姿勢系など、遅い動きを調節する系である。 

4.

皮質脊髄路は、 錐体路 錐体外路 の経路である。

5.

大脳基底核は、 錐体路 錐体外路 の一部である。

6.

小脳は、 錐体路 錐体外路 の一部である。

7.

赤核は、 錐体路 錐体外路 の一部である。

8.

網様体は、 錐体路 錐体外路 の一部である。