サウナでは、高温暴露により、うつ熱する。 |
体温調節の負のフィードバックにおいて、発汗を「原因」とするならば、「結果」は体温低下です。
サウナなどにおける高温暴露により、体温調節の負のフィードバックシステムが「ちょうどいい」と判断するセットポイント温度は変わりません。そのため、サウナなどにおける体温上昇を、発汗を調節する負のフィードバックシステムは、体温低下の「結果」が少ないと判断し、「原因」である発汗を増大(亢進)させます。
この調節は、体温を低下させる方向に作用しますが、ノイズが調節力よりも大きいわけです。 急な上り坂でエンジンの回転を増大させてもセットポイントまでスピードが上昇しない のに似ています。このような仕組みによる高体温を 「うつ熱」 といいます。