一歩一歩学ぶ生命科学
POINT!

体温調節の負のフィードバックにおいて、発汗を「原因」とするならば、「結果」は体温低下です。


サウナなどにおける高温暴露により、体温調節の負のフィードバックシステムが「ちょうどいい」と判断するセットポイント温度は変わりません。そのため、サウナなどにおける体温上昇を、発汗を調節する負のフィードバックシステムは、体温低下の「結果」が少ないと判断し、「原因」である発汗を増大(亢進)させます。


この調節は、体温を低下させる方向に作用しますが、ノイズが調節力よりも大きいわけです。 急な上り坂でエンジンの回転を増大させてもセットポイントまでスピードが上昇しない のに似ています。このような仕組みによる高体温を 「うつ熱」 といいます。


Challenge Quiz

1. 体温調節の負のフィードバックにおいて、 発汗を「原因」とするならば、「結果」は体温 上昇 低下 である。サウナなどにおける高温暴露により、体温調節の負のフィードバックシステムが「ちょうどいい」と判断するセットポイント温度は 上昇する 変わらない 低下する 。そのため、サウナなどにおける高温暴露により、発汗を調節する負のフィードバックシステムは、高体温を「結果」が 多い ちょうどいい 少ない と判断し、「原因」である発汗を 増大(亢進)させる に影響しない を減少(低下)させる 。この調節は、体温 を上昇させる に影響しない を低下させる 方向に作用するが、調節力が不十分であるために体温が上昇することを 発熱 うつ熱 という。
2. サウナでは、高温暴露による体温上昇作用は、発汗による体温低下作用  よりも大きい と同等である よりも小さい