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POINT!
2型糖尿病の病態に、インスリンの血中濃度の割には血糖が低下しない(血糖が高い)「インスリン抵抗性」がある。
動画と音声での説明
インスリンは食事の前にもある一定量の生成、内分泌、血中濃度、血糖低下作用があります。
2型糖尿病では、主病態として「インスリン抵抗性」があります。インスリンの生成、内分泌、血中濃度ではなく、血糖低下作用が減弱するのです。そのため血糖は上昇します。
血糖が上昇しました。インスリン(の生成、内分泌、血中濃度)は血糖を低下させます。これらは
逆の方向(青)
なので、負のフィードバックはインスリン(の生成、内分泌、血中濃度)を
亢進(赤)
させようとします。膵臓は正常ですので、負のフィードバックがインスリンを亢進させます。しかし、インスリン抵抗性のため、血糖はあまり低下しません。
Challenge Quiz
1.
2型糖尿病での「インスリン抵抗性」によりインスリンの(生成、内分泌、血中濃度ではなく)血糖低下作用は
増強
減弱
正解!
する。
2.
インスリン抵抗性によりインスリン(の生成、内分泌、血中濃度)は、正常人と比べて
極めて低下する
亢進する
食後の亢進が小さく、遅延する
正解!
。
3.
インスリン抵抗性により血糖は、正常人と比べて
極めて低下する
上昇する
食後の上昇が小さく、遅延する
正解!
。