POINT!

水チャンネルの作用_まとめ 正常に機能している負のフィードバック調節のまとめ と を理解してから勉強しよう。


03985.jpg

発汗したとしましょう。血漿浸透圧は293mOsm/lなど脱水状態になります。これはセットポイントの血漿浸透圧287mOsm/lより血漿浸透圧低下という「結果」が少なすぎる状態であり、調節が必要です。



03986.jpg

「結果」が少ない場合、負のフィードバックでは、結果を促進する原因を多くします。 つまり、水チャンネルの数は多くなり、尿細管からの水分再吸収量を増加させます。そのため、尿細管に残る水分は少なくなり、尿量は減り、尿の浸透圧は上昇します。この調節により、血漿浸透圧はセットポイントである287mOsm/lなどに戻ります。


発汗は血漿浸透圧低下を抑制するノイズであり、これに対して、水チャンネルを多くし、水チャンネルによる血漿浸透圧低下の促進を多くする調節により、血漿浸透圧のホメオスターシスを保つことができて生理的です。


Challenge Quiz

1. 発汗により、血漿浸透圧が上昇すると、負のフィードバック調節により、血漿浸透圧は、(セットポイントに向けて) 上昇 低下 する。
2. 発汗により、血漿浸透圧が上昇すると、負のフィードバック調節により、尿細管における水チャンネルの数(水分透過性)は、通常より  多くなる(上昇する) 少なくなる(低下する)
3. 発汗により、血漿浸透圧が上昇すると、負のフィードバック調節により、尿細管における水分の再吸収は、通常より  亢進 低下 する。
4. 発汗により、血漿浸透圧が上昇すると、負のフィードバック調節により、尿量は、通常より  増大 減少 する。
5. 発汗により、血漿浸透圧が上昇すると、負のフィードバック調節により、尿の浸透圧は、通常より  上昇 低下 する。
6. 発汗により、血漿浸透圧が上昇すると、負のフィードバック調節により、腎静脈の血漿浸透圧は、腎動脈の血漿浸透圧より  上昇 低下 する。