養護教諭/筋骨格/検査:介達痛

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【アセスメント項目】

表-筋骨格-検査-アセスメント事項.jpg


※捻挫・打撲・脱臼時の介達痛
介達痛は骨折特有の痛みであると言われていますが、検査の際に圧力を加えるため、捻挫や打撲においても痛みがみられる場合があります。

【介達痛とは】
骨折部位を寄せるように押した際に生じる痛みのことを言います。

【動画】介達痛の概要:↑【動画】介達痛の概要


【介達痛の確認方法(部位別)】

【動画】鎖骨の介達痛:↑【動画】鎖骨の介達痛


【動画】上腕の介達痛:↑【動画】上腕の介達痛


【動画】前腕の介達痛:↑【動画】前腕の介達痛


【動画】指の介達痛:↑【動画】指の介達痛


【動画】下腿の介達痛:↑【動画】下腿の介達痛


【動画】足首の介達痛:↑【動画】足首の介達痛


【介達痛のアセスメントの際の注意事項】
明らかに骨折が疑われる場合には、介達痛の検査を行うことで状態の悪化をまねく可能性があります。
そのため、介達痛の検査は骨折と捻挫等の判断を迷った場合など、骨折の可能性が低い場合に確認のために行います

【可動域の検査】
関節の基本的な動きができるかどうか、患側と健側の可動域に差はないか、左右対称かを確認しましょう。


Challenge Quiz

1.

介達痛とは、骨折部位を寄せるように押した際に生じる痛みを言う。

2.

明らかに骨折が疑われる場合には、介達痛の検査を行うことで状態の悪化をまねく可能性があるため行わない。

3.

鎖骨の介達痛の確認には、両肩の下に手をかけ、体の後ろに両肩を近づけるように軽く押して行う。

4.

下腿の介達痛の確認には、つま先を手で背屈させて行う。

5.

足首受傷の際、足首をひねった方向に曲げると痛む場合、捻挫が疑われる。

6.

ペルテス病や大腿骨頭すべり症では、可動域の制限が認められることがある。