「電解質と体液/pH調節/アシドーシス、アルカローシス/代謝性アシドーシス/下痢」の版間の差分

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下痢などで、アルカリ性である腸液が異常に多く排出されます。<br>
下痢などで、アルカリ性である腸液が異常に多く排出されます。<br>
くわしくは後述しますが、<br>
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アルカリの減少は、酸の増加と同じ意味なのです。<br>
くわしくは後述しますが、アルカリの減少は、酸の増加と同じ意味なのです。<br>
重炭酸緩衝系は<br>
重炭酸緩衝系は<br>
H<sup>+</sup> + HCO<sub>3</sub><sup>-</sup> &larr; H<sub>2</sub>O + CO<sub>2</sub><br>
H<sup>+</sup> + HCO<sub>3</sub><sup>-</sup> &larr; H<sub>2</sub>O + CO<sub>2</sub><br>
方向に反応が進みます。<br>
方向に反応が進みます。<br>
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H<sup>+</sup>が増加し、代謝性アシドーシス(による酸血症)になります。
H<sup>+</sup>が増加し、代謝性アシドーシス(による酸血症)になります。



2021年2月7日 (日) 21:48時点における版

POINT!
PHabnormalAcidemiaDiarrhea-Jpn.jpg

下痢などで、アルカリ性である腸液が異常に多く排出されます。

くわしくは後述しますが、アルカリの減少は、酸の増加と同じ意味なのです。
重炭酸緩衝系は
H+ + HCO3- ← H2O + CO2
方向に反応が進みます。

H+が増加し、代謝性アシドーシス(による酸血症)になります。

Challenge Quiz

1.

下痢などで、アルカリ性である腸液が異常に多く排出されると、動脈血に最初に起こる変化は、  H+ CO2 の  増加 減少 であり、 呼吸性 代謝性   アシドーシス(による酸血症) アルカローシス(によるアルカリ血症) がもたらされる。