「電解質と体液/肺、腎による酸性物質の排出と血漿緩衝系のはたらき/重炭酸緩衝系の基本的作用/血中のCO2濃度が低下」の版間の差分

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(ページの作成: デンカイシツトタイエキ {{Point|CO<sub>2</sub>の減少に対して重炭酸緩衝系が作用すると、H<sup>+</sup>が減少し、CO...)
 
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CO<sub>2</sub>の減少に対して重炭酸緩衝系が作用すると、H<sup>+</sup>が{~増大.=減少}する。  
CO<sub>2</sub>の減少に対して重炭酸緩衝系が作用すると、H<sup>+</sup>が{~増大~=減少}する。  
 
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2014年11月13日 (木) 13:34時点における版

POINT!
04382.jpg

(過換気症候群などにより)肺機能が亢進すると動脈血中のCO2が低下します。これが下表の1行目「動脈血に最初に起こる変化」です。



変化の前 H+ ←→ CO2
動脈血に最初に起こる変化     ↓↓
重炭酸緩衝系の作用 ↓  ↑ 
総和  


この際(表の2行目)、重炭酸緩衝系は、H+ → CO2 (H+ + HCO3- → H2CO3 → H2O + CO2)の方向に作用します。この化学反応はCO2を増大させるので、「最初の増減を打ち消す方向」です。 これによりH+は減少します。

また、「最初の増減量より少ない量」化学反応が進むため、緩衝系により増大するCO2の量(↑)は、最初に減少する量(↓↓)より小さくなります。そのため、総和(表の3行目)としては、H+もCO2も減少します。


04415.jpg

注意!!この図は重炭酸緩衝系の方向と表の総和とを図示しています。



Challenge Quiz

1.

CO2の減少に対して重炭酸緩衝系が作用すると、H+増大 減少 する。