「泌尿器系/腎臓/腎機能の全体像/病態生理学/糸球体腎炎」の版間の差分

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2014年11月18日 (火) 22:14時点における版

動画と音声での説明: Flash形式(Win, Mac) / MP4形式(iPad)

糸球体腎炎.jpg

毎分腎動脈から、血漿中の水分が約500 ml流入しています。その中に大きいたんぱく質と小さいたんぱく質が入っています。ろ過される前の水分100 mlも同様です。

水分は約100 mlが糸球体の中からボーマン嚢へろ過されます。

ろ過された水は、ボーマン嚢から尿細管へ流出します。その中に小さいたんぱく質が入っています。正常な腎臓ではろ過されないのですが、炎症のある腎臓では、糸球体の壁の「目」が粗くなり小さいたんぱく質がろ過されるのです。

大きいたんぱく質ろ過されずに通過します。

糸球体でろ過され、尿細管へ流出した約100 mlの水のうち、約99 mlが尿細管周囲毛細血管へ再吸収されます。

ろ過されたけれど、再吸収されなかった約1 mlの水ならびに小さいたんぱく質は尿管へ流出します。

Challenge Quiz

1.

尿タンパクが出現した患者では高タンパク血症が考えられる.  .

2.

尿タンパクが出現した患者では  糸球体 尿細管 の炎症が考えられる.

3.

糸球体腎炎(糸球体の炎症が主病態)患者では.血中のタンパク質は 減少する 特に変動しない 増加する .

4.

(糸球体)腎炎では、(小さい)たんぱく質が ろ過される 正常人と同様、ろ過されない

5.

(糸球体)腎炎患者において、小さいたんぱく質は尿細管で  (糸球体でろ過されなかったのだから)再吸収されない (糸球体でろ過されたけれど)再吸収されない (ろ過量の)わずかが再吸収される (ろ過量の)約半分が再吸収される (ろ過量の)大部分が再吸収される (ろ過量の)全量が再吸収される .また、 生成されて分泌される 血中から分泌される 分泌されない

6.

(糸球体)腎炎では、(小さい)たんぱく質が尿管を通って(尿中に) 流出する 正常人と同様、流出しない

7.

(糸球体)腎炎では、(小さい)たんぱく質が 再吸収される 正常人と同様、再吸収されない

8.

(糸球体)腎炎では、(小さい)たんぱく質が血中で、正常人と比べて 増大する あまり変わらない 減少する