「泌尿器系/腎臓/尿細管/水分再吸収/調節のまとめ」の版間の差分

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<big><u>水分再吸収作用のまとめ</u></big> [[メディア:ReabsorptionEffectSummary.mp4|動画]]<br>
<big><u>水分再吸収作用のまとめ</u></big> [[メディア:ReabsorptionEffectSummary.mp4|動画]]<br>
<big>水分再吸収が増加する作用</big><br>
<big>[http://life-science-edu.net/wiki/泌尿器系/腎臓/尿細管/水分再吸収/増加 水分再吸収が<u>増加</u>する作用]</big><br>
尿細管からの水分再吸収の増加前(ベースライン)では、(水分が血漿へ入る)水分再吸収は塩分再吸収と同じ3列(イラスト)であり、血漿浸透圧と尿浸透圧とは等張です。<br>
・水分再吸収の増加前では、ある量の(水分が血漿へ入る)水分再吸収は塩分再吸収と同じ3列(図)であり、血漿浸透圧と尿浸透圧とは正常(等張)です。 <br>
(動画の左上)最初に、尿細管からの水分再吸収が3列から4列(イラスト)に増加したとします。<br>
・(動画の左上)最初に、水分再吸収が増加したとします。尿細管からの水分再吸収は3列から4列に増加します。 <br>
(動画の左下)塩分再吸収は変わらず、水分再吸収が増加し、薄い溶液(低張液)が血漿へ入ります。これにより血漿浸透圧が低下し(薄く、低張になり)ます。再吸収で(塩分3列、水分4列の)薄い溶液(低張液)が尿細管から出るため、残る液(尿)の浸透圧は上昇し(濃く、高張になり)ます。(尿細管から出る)水分再吸収も増加するため、尿細管に残る水分(尿量)は減少します。つまり尿は濃く、少量になります。<br>
・(動画の左下)塩分再吸収は変わらず、水分再吸収が増加し、薄い溶液(低張液)が血漿へ入ります。これにより血漿浸透圧が低下し(薄く、低張になり)ます。再吸収で(塩分3列、水分4列の)薄い溶液(低張液)が尿細管から出るため、残る液(尿)の浸透圧は上昇し(濃く、高張になり)ます。(水分が尿細管から出る)水分再吸収も増加するため、尿細管に残る水分(尿)量は減少します。つまり尿は濃く、少量になります。<br>
<big>水分再吸収が減少する作用</big><br>
<br>
尿細管からの水分再吸収の減少前(ベースライン)では、(水分が血漿へ入る)水分再吸収は塩分再吸収と同じ3列(イラスト)であり、血漿浸透圧と尿浸透圧とは等張です。<br>
<big>[http://life-science-edu.net/wiki/泌尿器系/腎臓/尿細管/水分再吸収/減少 水分再吸収が<u>減少</u>する作用]</big><br>
(動画の右上)最初に、尿細管からの水分再吸収が3列から2列(イラスト)に減少したとします。<br>
・水分再吸収の減少前では、ある量の(水分が血漿へ入る)水分再吸収は塩分再吸収と同じ3列(図)であり、血漿浸透圧と尿浸透圧とは正常(等張)です。<br>  
(動画の右下)塩分再吸収は変わらず、水分再吸収が減少し、濃い溶液(高張液)が血漿へ入ります。これにより血漿浸透圧が上昇し(濃く、高張になり)ます。再吸収で(塩分3列、水分2列の)濃い溶液(高張液)が尿細管から出るため、残る液(尿)の浸透圧は低下し(薄く、低張になり)ます。(尿細管から出る)水分再吸収も減少するため、尿細管に残る水分(尿量)は増加します。つまり尿は薄く、多量になります。<br>
・(動画の右上)最初に、水分再吸収が減少したとします。尿細管からの水分再吸収は3列から2列に減少します。<br>
・(動画の右下)塩分再吸収は変わらず、水分再吸収が減少し、濃い溶液(高張液)が血漿へ入ります。これにより血漿浸透圧が上昇し(濃く、高張になり)ます。再吸収で(塩分3列、水分2列の)濃い溶液(高張液)が尿細管から出るため、残る液(尿)の浸透圧は低下し(薄く、低張になり)ます。(水分が尿細管から出る)水分再吸収も減少するため、尿細管に残る水分(尿)量は増加します。つまり尿は薄く、多量になります。<br>
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<big><u>水分再吸収調節のまとめ</u></big> [[メディア:ReabsorptionControlSummary.mp4|動画]]<br>
<big><u>水分再吸収調節のまとめ</u></big> [[メディア:ReabsorptionControlSummary.mp4|動画]]<br>
<big>発汗に対する水分再吸収調節</big><br>
<big>[http://life-science-edu.net/wiki/泌尿器系/腎臓/尿細管/水分再吸収/発汗に対する調節 水分再吸収の<u>発汗</u>に対する調節]</big><br>
発汗前(ベースライン)では、(水分が血漿へ入る)水分再吸収は塩分再吸収と同じ3列(イラスト)であり、血漿浸透圧と尿浸透圧とは等張です。<br>
・発汗する前、ある量の(水分が血漿へ入る)水分再吸収は塩分再吸収と同じ3列(図)であり、血漿浸透圧と尿浸透圧とは正常(等張)です。<br>
(動画の左上)発汗により水分が血漿から出るため、血漿浸透圧が上昇し(濃く、高張になり)ます。負のフィードバックによる調節が必要です。脱水による水分の動きは、(水分が血漿へ入る)水分再吸収と<font color="#00f">逆の方向</font>です。<br>
・(動画の左上)発汗により水分が血漿から出るため、血漿浸透圧が上昇し(濃く、高張になり)ます。発汗での水分の動きと、(水分が血漿へ入る)水分再吸収での動きとは<font color="#00f">逆の方向</font>です。<br>
(動画の左中)発汗での水分の(血漿から出る)動きと(水分が血漿へ入る)水分再吸収とは<font color="#00f">逆の方向</font>なので、負のフィードバックは尿細管からの水分再吸収を3列から4列(イラスト)に<font color="#ff0000">増加</font>させます。<br>
・(動画の左中)発汗での水分の(<u>血漿から出る</u>)動きと(水分が<u>血漿へ入る</u>)水分再吸収での動きとは<font color="#00f">逆の方向</font>なので、負のフィードバックは水分再吸収を<font color="#ff0000">増加</font>させます。尿細管からの水分再吸収は3列から4列(図)に増加します。<br>
(動画の左下)塩分再吸収は変わらず、水分再吸収が増加し、薄い溶液(低張液)が血漿へ入ります。発汗により上昇した(濃く、高張になった)血漿浸透圧は、発汗前の(ベースラインの)浸透圧(等張)へ向けて低下します。再吸収で(塩分3列、水分4列の)薄い溶液(低張液)が尿細管から出るため、残る液(尿)の浸透圧は上昇し(濃く、高張になり)ます。(尿細管から出る)水分再吸収も増加するため、尿細管に残る水分(尿量)は減少します。つまり尿は濃く、少量になります。<br>
・(動画の左下)塩分再吸収は変わらず、水分再吸収が増加し、薄い溶液(低張液)が血漿へ入ります。発汗により上昇した(濃く、高張になった)血漿浸透圧は(発汗する前の浸透圧、すなわち等張へ向けて)低下します。要するに、最初の変化(血漿浸透圧の上昇)は小さくなります(赤い上向きの白抜き矢印が消えます)。再吸収で(塩分3列、水分4列の)薄い溶液(低張液)が尿細管から出るため、残る液(尿)の浸透圧は上昇し(濃く、高張になり)ます。(尿細管から出る)水分再吸収も増加するため、尿細管に残る水分(尿)量は減少します。つまり尿は濃く、少量になります。<br>
<big>飲水に対する水分再吸収調節</big><br>
<br>
飲水前(ベースライン)では、(水分が血漿へ入る)水分再吸収は塩分再吸収と同じ3列(イラスト)であり、血漿浸透圧と尿浸透圧とは等張です。<br>
<big>[http://life-science-edu.net/wiki/泌尿器系/腎臓/尿細管/水分再吸収/飲水に対する調節 水分再吸収の<u>飲水</u>に対する調節]</big><br>
(動画の右上)飲水により水分が血漿へ入るため、血漿浸透圧が低下し(薄く、低張になり)ます。負のフィードバックによる調節が必要です。飲水による水分の動きは、(水分が血漿へ入る)水分再吸収と<font color="#ff0000">同じ方向</font>です。<br>
・飲水する前、ある量の(水分が血漿へ入る)水分再吸収は塩分再吸収と同じ3列(図)であり、血漿浸透圧と尿浸透圧とは正常(等張)です。<br>
(動画の右中)飲水での水分の(血漿へ入る)動きと(水分が血漿へ入る)水分再吸収とは<font color="#ff0000">同じ方向</font>なので、負のフィードバックは尿細管からの水分再吸収を3列から2列(イラスト)に<font color="#00f">減少</font>させます。<br>  
・(動画の右上)飲水により水分が血漿へ入るため、血漿浸透圧が低下し(薄く、低張になり)ます。飲水での水分の動きと、(水分が血漿へ入る)水分再吸収での動きとは<font color="#ff0000">同じ方向</font>です。<br>
(動画の右下)塩分再吸収は変わらず、水分再吸収が減少し、濃い溶液(高張液)が血漿へ入ります。飲水により低下した(薄く、低張になった)血漿浸透圧は、飲水前の(ベースラインの)浸透圧(等張)へ向けて上昇します。
・(動画の右中)飲水での水分の(<u>血漿へ入る</u>)動きと(水分が<u>血漿へ入る</u>)水分再吸収での動きとは<font color="#ff0000">同じ方向</font>なので、負のフィードバックは水分再吸収を<font color="#00f">減少</font>させます。尿細管からの水分再吸収は3列から2列(図)に減少します。<br>  
再吸収で(塩分3列、水分2列の)濃い溶液(高張液)が尿細管から出るため、残る液(尿)の浸透圧は低下し(薄く、低張になり)ます。(尿細管から出る)水分再吸収も減少するため、尿細管に残る水分(尿量)は増加します。つまり尿は薄く、多量になります。
・(動画の右下)塩分再吸収は変わらず、水分再吸収が減少し、濃い溶液(高張液)が血漿へ入ります。飲水により低下した(薄く、低張になった)血漿浸透圧は(飲水する前の浸透圧、すなわち等張へ向けて)上昇します。要するに、最初の変化(血漿浸透圧の低下)は小さくなります(青い下向きの白抜き矢印が消えます)。再吸収で(塩分3列、水分2列の)濃い溶液(高張液)が尿細管から出るため、残る液(尿)の浸透圧は低下し(薄く、低張になり)ます。(尿細管から出る)水分再吸収も減少するため、尿細管に残る水分(尿)量は増加します。つまり尿は薄く、多量になります。
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<GIFT>
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//LEVEL:2
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//RAND  
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{~=発汗~飲水}に対して負のフィードバックは、尿細管からの水分再吸収を増加させる。これにより、血漿浸透圧は(等張へ向けて){~上昇~=低下}する。  
{~=発汗~飲水}に対して負のフィードバックは、尿細管からの水分再吸収を増加させる。これにより、血漿浸透圧は(等張へ向けて){~上昇~=低下}する。  


//LEVEL:2
//LEVEL:3
//RAND  
//RAND  
{~発汗~=飲水}に対して負のフィードバックは、尿細管からの水分再吸収を減少させる。これにより、血漿浸透圧は(等張へ向けて){~=上昇~低下}する。  
{~発汗~=飲水}に対して負のフィードバックは、尿細管からの水分再吸収を減少させる。これにより、血漿浸透圧は(等張へ向けて){~=上昇~低下}する。  
</GIFT>
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2024年3月8日 (金) 18:25時点における最新版

水分再吸収作用のまとめ 動画
水分再吸収が増加する作用
・水分再吸収の増加前では、ある量の(水分が血漿へ入る)水分再吸収は塩分再吸収と同じ3列(図)であり、血漿浸透圧と尿浸透圧とは正常(等張)です。
・(動画の左上)最初に、水分再吸収が増加したとします。尿細管からの水分再吸収は3列から4列に増加します。
・(動画の左下)塩分再吸収は変わらず、水分再吸収が増加し、薄い溶液(低張液)が血漿へ入ります。これにより血漿浸透圧が低下し(薄く、低張になり)ます。再吸収で(塩分3列、水分4列の)薄い溶液(低張液)が尿細管から出るため、残る液(尿)の浸透圧は上昇し(濃く、高張になり)ます。(水分が尿細管から出る)水分再吸収も増加するため、尿細管に残る水分(尿)量は減少します。つまり尿は濃く、少量になります。

水分再吸収が減少する作用
・水分再吸収の減少前では、ある量の(水分が血漿へ入る)水分再吸収は塩分再吸収と同じ3列(図)であり、血漿浸透圧と尿浸透圧とは正常(等張)です。
・(動画の右上)最初に、水分再吸収が減少したとします。尿細管からの水分再吸収は3列から2列に減少します。
・(動画の右下)塩分再吸収は変わらず、水分再吸収が減少し、濃い溶液(高張液)が血漿へ入ります。これにより血漿浸透圧が上昇し(濃く、高張になり)ます。再吸収で(塩分3列、水分2列の)濃い溶液(高張液)が尿細管から出るため、残る液(尿)の浸透圧は低下し(薄く、低張になり)ます。(水分が尿細管から出る)水分再吸収も減少するため、尿細管に残る水分(尿)量は増加します。つまり尿は薄く、多量になります。

水分再吸収調節のまとめ 動画
水分再吸収の発汗に対する調節
・発汗する前、ある量の(水分が血漿へ入る)水分再吸収は塩分再吸収と同じ3列(図)であり、血漿浸透圧と尿浸透圧とは正常(等張)です。
・(動画の左上)発汗により水分が血漿から出るため、血漿浸透圧が上昇し(濃く、高張になり)ます。発汗での水分の動きと、(水分が血漿へ入る)水分再吸収での動きとは逆の方向です。
・(動画の左中)発汗での水分の(血漿から出る)動きと(水分が血漿へ入る)水分再吸収での動きとは逆の方向なので、負のフィードバックは水分再吸収を増加させます。尿細管からの水分再吸収は3列から4列(図)に増加します。
・(動画の左下)塩分再吸収は変わらず、水分再吸収が増加し、薄い溶液(低張液)が血漿へ入ります。発汗により上昇した(濃く、高張になった)血漿浸透圧は(発汗する前の浸透圧、すなわち等張へ向けて)低下します。要するに、最初の変化(血漿浸透圧の上昇)は小さくなります(赤い上向きの白抜き矢印が消えます)。再吸収で(塩分3列、水分4列の)薄い溶液(低張液)が尿細管から出るため、残る液(尿)の浸透圧は上昇し(濃く、高張になり)ます。(尿細管から出る)水分再吸収も増加するため、尿細管に残る水分(尿)量は減少します。つまり尿は濃く、少量になります。

水分再吸収の飲水に対する調節
・飲水する前、ある量の(水分が血漿へ入る)水分再吸収は塩分再吸収と同じ3列(図)であり、血漿浸透圧と尿浸透圧とは正常(等張)です。
・(動画の右上)飲水により水分が血漿へ入るため、血漿浸透圧が低下し(薄く、低張になり)ます。飲水での水分の動きと、(水分が血漿へ入る)水分再吸収での動きとは同じ方向です。
・(動画の右中)飲水での水分の(血漿へ入る)動きと(水分が血漿へ入る)水分再吸収での動きとは同じ方向なので、負のフィードバックは水分再吸収を減少させます。尿細管からの水分再吸収は3列から2列(図)に減少します。
・(動画の右下)塩分再吸収は変わらず、水分再吸収が減少し、濃い溶液(高張液)が血漿へ入ります。飲水により低下した(薄く、低張になった)血漿浸透圧は(飲水する前の浸透圧、すなわち等張へ向けて)上昇します。要するに、最初の変化(血漿浸透圧の低下)は小さくなります(青い下向きの白抜き矢印が消えます)。再吸収で(塩分3列、水分2列の)濃い溶液(高張液)が尿細管から出るため、残る液(尿)の浸透圧は低下し(薄く、低張になり)ます。(尿細管から出る)水分再吸収も減少するため、尿細管に残る水分(尿)量は増加します。つまり尿は薄く、多量になります。

ReabsorptionControlSummary.jpg

Challenge Quiz

1.

発汗 飲水 に対して負のフィードバックは、尿細管からの水分再吸収を増加させる。これにより、血漿浸透圧は(等張へ向けて) 上昇 低下 する。

2.

発汗 飲水 に対して負のフィードバックは、尿細管からの水分再吸収を減少させる。これにより、血漿浸透圧は(等張へ向けて) 上昇 低下 する。