「概論/エネルギー代謝/エネルギー代謝の全体像/ピルビン酸の作用」の版間の差分

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{{Point|クエン酸(クレブス、TCA)回路が動作するためには、ある程度のピルビン酸(それを供給するブドウ糖)が必要である。 }}
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*アセチル-CoAが、クエン酸(クレブス、TCA)回路によって代謝されるためには、ある程度のピルビン酸が必要です。
オキザロ酢酸はクエン酸(クレブス、TCA)回路の「ベルトコンベア」のような働きをしています。オキザロ酢酸にアセチル基が結合してできたクエン酸は、クエン酸(クレブス、TCA)回路を1回転すると再びオキザロ酢酸に戻るためです。ピルビン酸は二酸化炭素と結合することでオキザロ酢酸となるので、「ベルトコンベア」を供給することでクエン酸(クレブス、TCA)回路に必須な物質なのです。
オキザロ酢酸はクエン酸(クレブス、TCA)回路の「ベルトコンベア」のような働きをしています。オキザロ酢酸にアセチル基が結合してできたクエン酸は、クエン酸(クレブス、TCA)回路を1回転すると再びオキザロ酢酸に戻るためです。ピルビン酸は二酸化炭素と結合することでオキザロ酢酸となるので、「ベルトコンベア」を供給することでクエン酸(クレブス、TCA)回路に必須な物質なのです。
ピルビン酸はブドウ糖が解糖された代謝物であるため、「アセチル-CoAがクエン酸(クレブス、TCA)回路によって代謝されるためには、ある程度のブドウ糖が必要である」と言えます。            
ピルビン酸はブドウ糖が解糖された代謝物であるため、「クエン酸(クレブス、TCA)回路が動作するためには、ある程度のブドウ糖が必要である」と言えます。            
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2016年3月17日 (木) 11:10時点における版

POINT!
Effectofpyruvicacid.jpg


オキザロ酢酸はクエン酸(クレブス、TCA)回路の「ベルトコンベア」のような働きをしています。オキザロ酢酸にアセチル基が結合してできたクエン酸は、クエン酸(クレブス、TCA)回路を1回転すると再びオキザロ酢酸に戻るためです。ピルビン酸は二酸化炭素と結合することでオキザロ酢酸となるので、「ベルトコンベア」を供給することでクエン酸(クレブス、TCA)回路に必須な物質なのです。 ピルビン酸はブドウ糖が解糖された代謝物であるため、「クエン酸(クレブス、TCA)回路が動作するためには、ある程度のブドウ糖が必要である」と言えます。

Challenge Quiz

1.

クエン酸(クレブス、TCA)回路が正常に機能するためには、一定量の 糖質 脂質 たんぱく質 が必要である。

2.

ピルビン酸がクエン酸(クレブス、TCA)回路を 促進 抑制 する。