「概論/エネルギー代謝/アデノシン三リン酸(ATP)/リン酸結合」の版間の差分

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{{Point|ATPでは、リン酸の結合にエネルギーが蓄えられている。}}
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[[メディア:03102.mp4|動画と音声での説明]]
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・アデノシン三リン酸 adenosine tri-phosphate (ATP)は名前のとおり、アデノシン(A)にリン酸(P)が三つ直線的に結合した構造をしています。


・筋収縮などの活動(下向きの赤い矢印)に、ATPのエネルギーが利用されます(横向きの赤い矢印)。このとき、リン酸の結合がはずれます。その結果、アデノシンにリン酸が二つ結合したアデノシン二リン酸 Adenosine Di-Phosphate (ADP) と、1つのリン酸(P)とが別々になります。(緑の矢印)。
アデノシン三リン酸adenosine tri-phosphate (ATP)は名前のとおり、Aと書いてあるアデノシンに、Pと書いてあるリン酸が3つついた構造をしています。赤い横線で描いたリン酸の結合にエネルギーがあるのです。1箇所の結合を<font color="#ff0000">E</font>と記しておきます。アデノシン三リン酸から、リン酸が一つと結合していたエネルギーが細胞活動に使われます。ATPは結合がはずれるのですからADPと略されているアデノシン二リン酸と、リン酸とに分解されます。
エネルギーが取り出される(先が三角の赤い印)と、リン酸結合がはずれるので、アデノシン三リン酸はアデノシン二リン酸とリン酸とに分解(黄色い矢印)されます。


・赤い矢印は、前述のごとく、全エネルギーの動きを表すわけではありません!アデノシン二リン酸 Adenosine Di-Phosphate (ADP) にもリン酸結合があり、エネルギーはあります。単純にするため、細胞活動に使われるエネルギーの動きだけを図示しています。
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2015年9月21日 (月) 01:30時点における版

POINT!

動画と音声での説明

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アデノシン三リン酸adenosine tri-phosphate (ATP)は名前のとおり、Aと書いてあるアデノシンに、Pと書いてあるリン酸が3つついた構造をしています。赤い横線で描いたリン酸の結合にエネルギーがあるのです。1箇所の結合をEと記しておきます。アデノシン三リン酸から、リン酸が一つと結合していたエネルギーが細胞活動に使われます。ATPは結合がはずれるのですからADPと略されているアデノシン二リン酸と、リン酸とに分解されます。 エネルギーが取り出される(先が三角の赤い印)と、リン酸結合がはずれるので、アデノシン三リン酸はアデノシン二リン酸とリン酸とに分解(黄色い矢印)されます。

Challenge Quiz

1.

アデノシン三リン酸 adenosine tri-phosphate (ATP)に含まれる化学的エネルギーは、ADPより 多い 少ない

2.

ATP → ADP + P の反応の際、細胞活動に利用できる化学的エネルギーは 放出 蓄積 される。

3.

ATP → ADP + P の反応は、 加水分解 リン酸化反応 である。

4.

アデノシン三リン酸 adenosine tri-phosphate (ATP)の アデノシン リン酸 の結合に化学的エネルギーが多い。