循環器系/心臓/心室の壁、筋/心電図/波形と細胞活動/刺激伝導系の部位と波形

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洞房結節で発生した活動電位は、心房を伝導します。このとき心房を刺激して収縮を開始させます。心房の収縮開始により、P波が発生します。

その後、刺激伝導系の活動電位はで、ヒス束、右脚、左脚と伝導します。心室に到達すると、心室を刺激して、収縮を開始させます。心室の収縮開始により、QRS波が発生します。

P波は心房の脱分極、QRS波は心室の脱分極、T波は心室の再分極の際の心臓ベクトルループにより出現する。

以上より、当然、洞房結節に発生した活動電位が刺激伝導系を伝わっていく初期にP波が発生し、後にQRS波が発生する。

刺激伝導系の部位と波形.jpg

Challenge Quiz

1.

洞房結節に発生した活動電位が刺激伝導系を伝わっていく初期に P波 QRS波 T波 が、後期に P波 QRS波 T波 が発生する。