「循環器系/心臓/心室の壁、筋/刺激伝導系の作用」の版間の差分

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(ページの作成: ジュンカンキケイ 特殊心筋は、刺激伝導系を構成し、主に(1)ペースメーカ(2)心房と心室の収縮のタイミ...)
 
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[[Category:循環器系|ジュンカンキケイ]]
{{Point|特殊心筋は、「刺激伝導系」を構成し、主に(1)ペースメーカ(2)心房と心室の収縮のタイミングを調整、の2つの作用がある。}}
特殊心筋は、刺激伝導系を構成し、主に(1)ペースメーカ(2)心房と心室の収縮のタイミングを調整、の2つの作用がある。


<strong>刺激伝導系の作用-1</strong>
<strong>刺激伝導系の作用-1</strong>


動画と音声での説明: [[メディア:04106.swf|Flash形式]](Win, Mac) / [[メディア:04107.m4v|MP4形式]](iPad)
[[メディア:pacemaker.mp4|動画と音声での説明]]


[[ファイル:03466.jpg|alt=03466.jpg|left|400px]] 刺激伝導系は、リズミカルに活動電位(刺激)を出し、そのタイミングで心臓が拍動する。すなわち、心臓のペースメーカとして作用し、これにより心拍数が決定される。心臓のペースメーカとして作用しているのは、洞房結節である。
[[ファイル:pacemaker.jpg|left|500px]]洞房結節はペースメーカとして機能しています。すなわち、心拍数を決めています。


洞房結節に活動電位が、ゆっくりと発生している場合、心拍数もゆっくりです。洞房結節に活動電位が、速く発生している場合、心拍数も速いのです。 
<br clear=all>
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<strong>刺激伝導系の作用-2</strong>
<strong>刺激伝導系の作用-2</strong>


また、ペースメーカとしての作用だけではなく、心房と心室の収縮のタイミングも調整している。
また、ペースメーカとしての作用だけではなく、[http://life-science-edu.net/wiki/%E5%BE%AA%E7%92%B0%E5%99%A8%E7%B3%BB/%E5%BF%83%E8%87%93/%E5%BF%83%E5%AE%A4%E3%81%AE%E5%A3%81%E3%80%81%E7%AD%8B/%E5%BF%83%E9%9B%BB%E5%9B%B3/%E6%B3%A2%E5%BD%A2%E3%81%A8%E7%B4%B0%E8%83%9E%E6%B4%BB%E5%8B%95/%E5%88%BA%E6%BF%80%E4%BC%9D%E5%B0%8E%E7%B3%BB%E3%81%AE%E9%83%A8%E4%BD%8D%E3%81%A8%E6%B3%A2%E5%BD%A2 心房と心室の収縮のタイミングも調整]しています(後述)。
 
 
すなわち、刺激伝導系が最初に心房を興奮させる。次に、刺激伝導系の中で、洞房結節、房室結節(田原の結節)、ヒス束、右脚と左脚、プルキンエ線維の順に刺激が伝えられ、プルキンエ線維が心室筋を刺激するのである。具体的には、正常な心臓では、心房収縮の約0.2秒後に心室が収縮している。
 


洞房結節は右心房にあります。


<br style="clear:both;" />
{{QuizTitle}}
{{QuizTitle}}
<GIFT>
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::チャレンジクイズ::
//LEVEL:2  
//LEVEL:2  
//RAND  
//RAND  
通常の状態では、ヒト心臓のペースメーカは、{~房室結節(田原の結節).=洞房結節}にある。  
通常の状態では、ヒト心臓のペースメーカは、{~房室結節(田原の結節)~=洞房結節}にある。  
//LEVEL:3
 
//LEVEL:1
//RAND  
//RAND  
プルキンエ線維は、{=特殊心筋(刺激伝導系).~固有心筋}の一部である。
通常の状態では、ヒト心臓のペースメーカは、{~房室結節(田原の結節)~=洞房結節}にある。
//LEVEL:3
[[画像:pacemaker.jpg|590px]]
//RAND
 
刺激伝導系が最初に刺激するのは、{=心房.~心室}である。
//LEVEL:4
//RAND
心室が活動するのは、主に{~刺激伝導系が心房を活動させ、心筋が機能的合胞体であるため.=刺激伝導系が心室をも刺激するため}である。
//LEVEL:3
//RAND
刺激伝導系は、{~ペースメーカとして作用するだけである.=ペースメーカとして作用し、さらに心房と心室の収縮のタイミングも調整している}。
//LEVEL:4
//RAND
田原の結節とは、{~洞房.=房室}結節である。
//LEVEL:2
//RAND
刺激伝導系を構成する特殊心筋は、{=心拍数.~心収縮力}を決定する。
//LEVEL:3  
//LEVEL:3  
//RAND  
//RAND  
刺激伝導系を構成する細胞は、{~神経.=心筋}細胞である。
刺激伝導系を構成する特殊心筋は、{=心拍数~心収縮力}を決定する。
</GIFT>
</GIFT>

2023年8月2日 (水) 13:30時点における最新版

POINT!

刺激伝導系の作用-1

動画と音声での説明

Pacemaker.jpg

洞房結節はペースメーカとして機能しています。すなわち、心拍数を決めています。

洞房結節に活動電位が、ゆっくりと発生している場合、心拍数もゆっくりです。洞房結節に活動電位が、速く発生している場合、心拍数も速いのです。
刺激伝導系の作用-2

また、ペースメーカとしての作用だけではなく、心房と心室の収縮のタイミングも調整しています(後述)。

洞房結節は右心房にあります。


Challenge Quiz

1.

通常の状態では、ヒト心臓のペースメーカは、 房室結節(田原の結節) 洞房結節 にある。

2.

通常の状態では、ヒト心臓のペースメーカは、 房室結節(田原の結節) 洞房結節 にある。

/wiki/images/6/66/Pacemaker.jpg
3.

刺激伝導系を構成する特殊心筋は、 心拍数 心収縮力 を決定する。