「化学平衡にある物質の増減に対する反応-1の1」の版間の差分

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{{Point|A←→Bの化学平衡において、分子Aが増えると、その変化を打ち消す方向、すなわちA→B(分子Aが材料として消費されて減少し、分子Bが生成して増加する)反応が進行し、新しい平衡状態になる。}}
{{Point|A←→Bの化学平衡において分子Aが増えると、その変化を打ち消す方向、すなわちA→B(分子Aが材料として消費されて減少し、分子Bが生成して増加する)反応が進行する。}}
 
[[メディア:ChemicalEquilibriumChangesByIncInMolA-0.mp4|動画と音声での説明]]
図3 A→Bの反応とA←Bの反応とが同時に同じ速度で進行していると、総和として分子Aも分子Bも増減しません。このような状態を「化学平衡」といい、A←→Bのように表記します。<br>
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図4 ここで分子Aが増えたとしましょう。これを「最初の変化」と呼びましょう。<br>
[[ファイル:ChemicalEquilibrium.jpg|left|350px]]A→Bの反応とA←Bの反応とが同時に同じ速度で進行していると、総和として分子Aも分子Bも増減しません。このような状態を「化学平衡」といい、A←→Bのように表記します。<br>
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図5 次に、「最初の変化」(分子Aが増えた)を打ち消す方向、すなわちA→B(分子Aが材料として消費されて減少し、分子Bが生成して増加する)の反応が進行します。<br>
[[ファイル:ChemicalEquilibriumChangesByIncInMolA-2.jpg|left|350px]]ここで分子Aが増えたとしましょう。これを「最初に起こったこと」と呼びましょう。<br>
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図6「最初の変化」が分子Aの増加ではなく、分子Bの増加だったとしましょう。<br>
[[ファイル:ChemicalEquilibriumChangesByIncInMolA-3.jpg|left|350px]]次に、「最初に起こったこと」(分子Aが増えた)を打ち消す方向、すなわちA→B(分子Aが材料として消費されて減少し、分子Bが生成して増加する)反応が進行します。<br>
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図7この場合も、「最初の変化」を打ち消す方向に反応が進むことには変りはありません。ただ、反応の方向が逆になり、A←B(分子Bが材料として消費されて減少し、分子Aが生成して増加する)反応が進行します。<br>
 
{{QuizTitle}}
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<GIFT>
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//LEVEL:2  
//LEVEL:2  
A←→Bの化学平衡で分子Aが増えると、{=A→B~A←B}の反応が進行する。
A←→Bの化学平衡で分子Aが増えると、{=A→B~A←B}の反応が進行する。
//LEVEL:2
A←→Bの化学平衡で分子Bが増えると、{A→B~=A←B}の反応が進行する。
</GIFT>
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2021年2月7日 (日) 23:31時点における最新版

POINT!

動画と音声での説明

ChemicalEquilibrium.jpg

A→Bの反応とA←Bの反応とが同時に同じ速度で進行していると、総和として分子Aも分子Bも増減しません。このような状態を「化学平衡」といい、A←→Bのように表記します。


ChemicalEquilibriumChangesByIncInMolA-2.jpg

ここで分子Aが増えたとしましょう。これを「最初に起こったこと」と呼びましょう。


ChemicalEquilibriumChangesByIncInMolA-3.jpg

次に、「最初に起こったこと」(分子Aが増えた)を打ち消す方向、すなわちA→B(分子Aが材料として消費されて減少し、分子Bが生成して増加する)反応が進行します。


Challenge Quiz

1.

A←→Bの化学平衡で分子Aが増えると、 A→B A←B の反応が進行する。