内分泌系/下垂体後葉ホルモン/バゾプレッシン、抗利尿ホルモン anti-diuretic hormone (ADH)/病態生理学/尿崩症/尿崩症の概略のソースを表示

{{Point|尿崩症の主病態は、尿細管における水チャンネルの数、水分再吸収量の減少である。}}

[[泌尿器系/腎臓/血漿浸透圧調節/水チャンネルの調節/まとめ|水チャンネルの調節_まとめ]] と[[概論/負のフィードバックによる調節/正常に機能している負のフィードバック調節のまとめ|負のフィードバックの異常_ 「原因」が少なすぎる病態 ]]と を理解してから勉強しよう。


[[ファイル:04016.jpg|left|400px]] 

尿崩症の主病態は、尿細管における水チャンネルの数、水分再吸収量の減少です。そのため、尿細管に残る水分が多くなり、尿の浸透圧は減少し、尿量が増大します。血漿の水分は少なくなり、血漿浸透圧は上昇します。すなわち、発汗などしていないのに脱水状態になってしまうのです。また、水をいっぱい飲んだわけではないのに、尿量が多くなってしまうのです。  


血漿浸透圧は上昇は、血漿浸透圧<u>低下</u>という「結果」が<u>少ない</u>状態であり、負のフィードバックでは、「原因」である、水チャンネルの数を多くしようとします。  

<br style="clear:both;" /> 


しかし、尿崩症では、水チャンネルの数の減少が主病態であるめ、負のフィードバックは働かず、うれしくありません。  



{{QuizTitle}}
<GIFT>

//LEVEL:3 
//RAND 
尿崩症の主病態は、尿細管における水チャンネルの数、水分再吸収量の{=減少~増大}である。 

//LEVEL:2 
//RAND 
尿崩症では、{~発汗~=尿量増大}により脱水する。 

//LEVEL:3 
//RAND 
尿崩症では、尿量は飲水に{~より~=よらず}増大する。 

//LEVEL:3 
//RAND 
尿崩症では、尿浸透圧は{~上昇~=低下}する。 

//LEVEL:3 
//RAND 
尿崩症では、血漿浸透圧は{=上昇~低下}する。 
</GIFT>