内分泌系/下垂体後葉ホルモン/バゾプレッシン、抗利尿ホルモン(ADH)/分泌調節/抑制(脱水の場合)（2013年版）のソースを表示

[[Category:内分泌系|ナイブンピケイ]]
{{Point|発汗により、血漿浸透圧が上昇すると、バゾプレッシン、抗利尿ホルモン anti-diuretic hormone (ADH)の分泌は亢進する。}}

[[泌尿器系/腎臓/血漿浸透圧調節/水チャンネルの調節/脱水]]を理解してから勉強しよう。

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発汗したとしましょう。血漿浸透圧は、２９３mOsm/lなど脱水状態になります。これは、セットポイントの血漿浸透圧287mOsm/lより、血漿浸透圧<u>低下</u>という「結果」が<u>少なすぎる</u>状態であり、調節が必要です。  

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[[概論/負のフィードバックによる調節/「ノイズ」/抑制性のノイズに対する負のフィードバック調節|｢結果｣が少ない場合、負のフィードバックでは、結果を促進する原因を多くします。 ]]つまり、バゾプレッシン、抗利尿ホルモン anti-diuretic hormone (ADH)の分泌と血中濃度とは増加します。 

これにより、水チャンネルの数は多くなり、尿細管からの水分再吸収量は増加します。 

そのため、尿細管に残る水分は少なくなり、尿量は減り、尿の浸透圧は上昇します。 

この調節により、血漿浸透圧は、セットポイントである２８７mOsm/lなどに戻ります。 

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発汗は血漿浸透圧低下を抑制するノイズであり、これに対して、バゾプレッシン、抗利尿ホルモン anti-diuretic hormone (ADH)の分泌を多くし、水チャンネルによる血漿浸透圧低下の促進作用を多くする調節により、血漿浸透圧のホメオスターシスを保つことができて生理的です。  			

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{{QuizTitle}}
<GIFT>
//LEVEL:2 
//RAND 
発汗により、血漿浸透圧が上昇すると、下垂体後葉からのバゾプレッシン、抗利尿ホルモン anti-diuretic hormone (ADH)の分泌と血中濃度とは、{=増大(上昇)する~低下する}。 

//LEVEL:3 
//RAND 
発汗すると、血漿浸透圧は　{=上昇~低下}する。これは、バゾプレッシン、抗利尿ホルモン anti-diuretic hormone (ADH)のホルモン作用(血漿浸透圧の{~上昇~=低下})が　{~多すぎる~=少なすぎる}状態であり、負のフィードバックによりバゾプレッシン、抗利尿ホルモン anti-diuretic hormone (ADH)の分泌は　{=亢進~低下}する。これにより、腎臓の尿細管の水チャンネル数は通常より　{=多く~少なく}なり、水分の再吸収は　{=多く~少なく}なる。これは、尿量を　{=減少~増大}させ、尿浸透圧を　{=増大~減少}させ、血漿浸透圧を(セットポイントへ向けて)　{~高く~=低く}する。 
</GIFT>