「内分泌系/下垂体があまり関与しないホルモン/カルシトニン・副甲状腺ホルモン(パラソルモン)/副甲状腺ホルモン(パラソルモン)/副甲状腺ホルモン(パラソルモン)の作用、その2」の版間の差分

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{{Point|尿細管から尿細管周囲毛細血管へ物質が移動している。これを「再吸収」という。}}
{{Point|副甲状腺ホルモン(パラソルモン)は、カルシウムの腸管からの吸収と骨からの遊離(動員、放出、破骨、「骨の吸収」)を増加させ、カルシウムの腎臓からの排泄、骨への貯蔵(沈着、骨形成、石灰化)を低下させる。}}
[[メディア:副甲状腺ホルモン作用2.mp4|動画と音声での説明]]
[[ファイル:PTH-base.jpg|left|550px]]
カルシウムの腸管からの吸収と骨からの遊離(動員、放出、破骨、「骨の吸収」)は、血液<へ>カルシウムを移動させるので、血中カルシウム濃度を上昇させます。逆に、カルシウムの腎臓からの排泄、骨への貯蔵(沈着、骨形成、石灰化)は血液<から>カルシウムを移動させるので、血中カルシウム濃度を低下させます。
<br style="clear: both;" />
[[ファイル:PTH-inc.jpg|left|550px]]
副甲状腺ホルモン(パラソルモン)は、カルシウムの腸管からの吸収と骨からの遊離(動員、放出、破骨、「骨の吸収」)を増加させ、逆に、カルシウムの腎臓からの排泄、骨への貯蔵(沈着、骨形成、石灰化)を低下させます。さらに、血中カルシウム上昇作用のあるビタミンDを活性化させます。これらの作用により、血中カルシウム濃度を上昇させます。
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[[ファイル:PTH-inc2.jpg|left|550px]]
副甲状腺ホルモン(パラソルモン)は、カルシウムの腎臓からの排泄(④)を低下させます。これは、尿細管におけるカルシウムの再吸収(④')を増加させているためです。
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[[メディア:水_再吸収.mp4|動画と音声での説明]]               
{{QuizTitle}}
<GIFT>
//LEVEL:2
//RAND
副甲状腺ホルモン(パラソルモン)は腎臓からのカルシウム排泄を {~亢進~=低下}させる。


[[ファイル:nephron-reabsorption-water.jpg|none|671px]]
//LEVEL:1
<br>
//RAND
糸球体でろ過され、尿細管へ流出した約100 mlの水のうち、約99 mlが尿細管周囲毛細血管へ移動します。
副甲状腺ホルモン(パラソルモン)は腎臓からのカルシウム排泄を {~亢進~=低下}させる。
[[画像:PTH-inc2.jpg|590px]]


この移動を「<strong><font color="#ff0000">再吸収</font></strong>」といいます。
//LEVEL:2
//RAND
副甲状腺ホルモン(パラソルモン)は尿細管からのカルシウム再吸収を {=亢進~低下}させる。


ろ過されたけど、再吸収されなかった約1 mlは尿管へ流出します。
//LEVEL:1
<br style="clear:both;" />
//RAND
{{QuizTitle}}
副甲状腺ホルモン(パラソルモン)は尿細管からのカルシウム再吸収を {=亢進~低下}させる。
<GIFT>
[[画像:PTH-inc2.jpg|590px]]
//LEVEL:2
 
//LEVEL:2
//RAND
副甲状腺ホルモン(パラソルモン)は骨へのカルシウム貯蔵(沈着、骨形成、石灰化)を {~亢進~=低下}させる。
 
//LEVEL:1
//RAND  
//RAND  
腎臓における「再吸収」とは、{~糸球体~ボーマン嚢~=尿細管~尿細管周囲毛細血管}から{~糸球体~ボーマン嚢~尿細管~=尿細管周囲毛細血管}への移動である。
副甲状腺ホルモン(パラソルモン)は骨へのカルシウム貯蔵(沈着、骨形成、石灰化)を {~亢進~=低下}させる。
[[画像:PTH-inc2.jpg|590px]]


//LEVEL:2
//LEVEL:3
//RAND  
//RAND  
腎臓内の動きを示す図において*印のついた物質の動きは{~腎動脈から流入~糸球体でろ過されず通過~腎静脈へ流出~=尿細管で再吸収~糸球体でろ過・尿細管へ流出~尿管へ流出}である。
副甲状腺ホルモン(パラソルモン)は骨からのカルシウム遊離(動員、放出、破骨、骨の「吸収」)を {=亢進~低下}させる。
[[画像:水_再吸収クイズ.jpg|250px]]
</GIFT>
</GIFT>

2024年3月22日 (金) 14:48時点における最新版

POINT!

動画と音声での説明

PTH-base.jpg

カルシウムの腸管からの吸収と骨からの遊離(動員、放出、破骨、「骨の吸収」)は、血液<へ>カルシウムを移動させるので、血中カルシウム濃度を上昇させます。逆に、カルシウムの腎臓からの排泄、骨への貯蔵(沈着、骨形成、石灰化)は血液<から>カルシウムを移動させるので、血中カルシウム濃度を低下させます。

PTH-inc.jpg

副甲状腺ホルモン(パラソルモン)は、カルシウムの腸管からの吸収と骨からの遊離(動員、放出、破骨、「骨の吸収」)を増加させ、逆に、カルシウムの腎臓からの排泄、骨への貯蔵(沈着、骨形成、石灰化)を低下させます。さらに、血中カルシウム上昇作用のあるビタミンDを活性化させます。これらの作用により、血中カルシウム濃度を上昇させます。

PTH-inc2.jpg

副甲状腺ホルモン(パラソルモン)は、カルシウムの腎臓からの排泄(④)を低下させます。これは、尿細管におけるカルシウムの再吸収(④')を増加させているためです。

Challenge Quiz

1.

副甲状腺ホルモン(パラソルモン)は腎臓からのカルシウム排泄を  亢進 低下 させる。

2.

副甲状腺ホルモン(パラソルモン)は腎臓からのカルシウム排泄を  亢進 低下 させる。

/wiki/images/1/1d/PTH-inc2.jpg
3.

副甲状腺ホルモン(パラソルモン)は尿細管からのカルシウム再吸収を  亢進 低下 させる。

4.

副甲状腺ホルモン(パラソルモン)は尿細管からのカルシウム再吸収を  亢進 低下 させる。

/wiki/images/1/1d/PTH-inc2.jpg
5.

副甲状腺ホルモン(パラソルモン)は骨へのカルシウム貯蔵(沈着、骨形成、石灰化)を  亢進 低下 させる。

6.

副甲状腺ホルモン(パラソルモン)は骨へのカルシウム貯蔵(沈着、骨形成、石灰化)を  亢進 低下 させる。

/wiki/images/1/1d/PTH-inc2.jpg
7.

副甲状腺ホルモン(パラソルモン)は骨からのカルシウム遊離(動員、放出、破骨、骨の「吸収」)を  亢進 低下 させる。