「内分泌系/下垂体があまり関与しないホルモン/アルドステロン/分泌機序」の版間の差分

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赤い枠が血管、黄の枠が尿細管です。 
傍糸球体細胞でレニンが生成され、肝臓でアンジオテンシノーゲンが生成されています。
レニンとアンジオテンシノーゲンとが内分泌されると、レニンの作用により、アンジオテンIになります。


レニンが腎臓の傍糸球体細胞から生成、内分泌され、肝臓で生成されたアンジオテシノーゲンに作用するとアンジオテンシノーゲンがアンジオテンシンIになります。 
アンジオテンシンIが肺に移動すると、アンジオテンシン変換酵素の作用により、アンジオテンシンⅡになります。


続いて、肺においてアンジオテンシン変換酵素がアンジオテンシンIをアンジオテンシンIIに変換します。 
アンジオテンシンⅡは血管平滑筋を収縮させ、血圧を上昇させます。


その後、アンジオテンシンIIは、アンジオテンシン受容体に結合し、血管平滑筋を収縮させ、副腎皮質を刺激し、アルドステロンの生成、内分泌を促進します。 
また、アンジオテンシンⅡは、副腎皮質に作用し、アルドステロンが生成され、内分泌されます。


内分泌されたアルドステロンは腎臓の尿細管に作用し、ナトリウムイオンの再吸収、ならびにカリウムイオンと水素イオンの分泌が促進されます。 
アルドステロンは腎臓の尿細管に作用し、ナトリウムポンプを促進し、ナトリウムの再吸収、カリウム分泌、水素イオン分泌を促進します。


血管平滑筋の収縮と、ナトリウムイオンの再吸収とにより、血圧が上昇します。 
再吸収された血管内ナトリウムにより血液量が増大し、血圧が上昇します。
 


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2014年9月22日 (月) 15:45時点における版

動画と音声での説明: Flash形式(Win, Mac) / MP4形式(iPad)

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傍糸球体細胞でレニンが生成され、肝臓でアンジオテンシノーゲンが生成されています。 レニンとアンジオテンシノーゲンとが内分泌されると、レニンの作用により、アンジオテンIになります。

アンジオテンシンIが肺に移動すると、アンジオテンシン変換酵素の作用により、アンジオテンシンⅡになります。

アンジオテンシンⅡは血管平滑筋を収縮させ、血圧を上昇させます。

また、アンジオテンシンⅡは、副腎皮質に作用し、アルドステロンが生成され、内分泌されます。

アルドステロンは腎臓の尿細管に作用し、ナトリウムポンプを促進し、ナトリウムの再吸収、カリウム分泌、水素イオン分泌を促進します。

再吸収された血管内ナトリウムにより血液量が増大し、血圧が上昇します。


Challenge Quiz

1.

レニンは、 旁糸球体装置. 糸球体血管壁細胞. 尿細管壁細胞. 肺. 肝臓. 副腎皮質. 血管平滑筋 から生成、内分泌される。

アンジオテンシノーゲンは、 旁糸球体装置. 糸球体血管壁細胞. 尿細管壁細胞. 肺.肝臓. 副腎皮質. 血管平滑筋 で生成される。

アンジオテンシノーゲンを活性化しているのは、 血圧の低下.レニン. アンジオテンシンI. アンジオテンシンII. アルドステロン である。

レニンが直接活性化するのは、 アンジオテンシノーゲン. アンジオテンシンI. アンジオテンシンII. アルドステロン である。

アンジオテンシノーゲンは、 レニン.アンジオテンシンI. アンジオテンシンII. アルドステロン に変換される。

アンジオテンシン変換酵素は、 肺. 肝臓. 副腎皮質. 血管平滑筋 にある。

アンジオテンシン変換酵素で、 アンジオテンシノーゲン.アンジオテンシンI. アンジオテンシンII. アルドステロン アンジオテンシノーゲン. アンジオテンシンI.アンジオテンシンII. アルドステロン に変換される。

アンジオテンシンIIが由来するのは、 血圧の低下. レニン. アンジオテンシノーゲン.アンジオテンシンI. アルドステロン である。

アルドステロンの分泌を直接促進しているのは、主に 血圧の低下. レニン. アンジオテンシノーゲン. アンジオテンシンI.アンジオテンシンII である。