電解質と体液/物質の移動/浸透/細胞にとっての浸透圧/名称

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2023年1月2日 (月) 07:44時点におけるAdmin (トーク | 投稿記録)による版
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細胞膜は水分を通過させるので、ほぼ半透膜です
と言われます。正しくは
細胞膜(にある水チャンネル(水チャネル))は水分を通過させるので、ほぼ半透膜です。 となります。

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細胞内部の浸透圧よりも浸透圧が低く、そのために、細胞内へ水分を流入させる溶液は、「低張」です。


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細胞内部の浸透圧(溶液濃度)と浸透圧が等しく、そのために、細胞との間に、水分が(総じて)動かない溶液は、「等張」です。等張液のひとつに0.9%食塩水があげられ、「生理的食塩水」とよばれます。

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細胞内部の浸透圧(溶液濃度)よりも浸透圧が高く、そのために、細胞内の水分を引き出す溶液は、「高張」です。

極端な例が、ナメクジにかけた塩です。強力に脱水し、ナメクジは退治されます。


血漿の浸透圧の90%は、血漿のNa+(ならびにCl-,HCO3-)濃度が決定しています。血漿浸透圧は、285-290 mOsmol/l(約6.5気圧)くらいです。


Challenge Quiz

1.

低張液の浸透圧は、細胞内の浸透圧 より低い と等しい より高い

2.

等張液の浸透圧は、細胞内の浸透圧 より低い と等しい より高い

3.

高張液の浸透圧は、細胞内の浸透圧 より低い と等しい より高い

4.

細胞内の浸透圧は、低張液の浸透圧 より低い と等しい より高い

5.

細胞内の浸透圧は、等張液の浸透圧 より低い と等しい より高い

6.

細胞内の浸透圧は、高張液の浸透圧 より低い と等しい より高い

7.

0.5%食塩水は、 低張 等張 高張 液である。

8.

0.9%食塩水は、 低張 等張 高張 液である。

9.

1.2%食塩水は、 低張 等張 高張 液である。

10.

9.0%食塩水は、 低張 等張 高張 液である。

11.

血漿浸透圧にもっとも寄与するのは、 Na+ ブドウ糖 血中尿素窒素 (BUN) タンパク質 である。

12.

血球内外の水の動きに対して浸透圧を呈する血漿中の物質は、主に  Na+ タンパク質 である。