概論/エネルギー代謝/エネルギー代謝の全体像/はじめに

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POINT!

動画と音声での説明


エネルギー代謝 全体像5まとめ.jpg

グルコース(ブドウ糖)→ピルビン酸→アセチル-CoA→クエン酸(クレブス、TCA)回路までの代謝により、いわば、「クリーンエネルギー」となります。すなわち、グルコース(ブドウ糖)に含まれていた炭素は二酸化炭素として処理され、次に送られる「燃料」として水素を生成するのです。酸素は使われません。生成するATPは少量です。グルコース(ブドウ糖)からピルビン酸が生成するのが解糖系です。

水素を受け取り、酸素と反応させて大量のATPを生成するのが酸化的リン酸化反応です。これは、電子伝達系とATP合成酵素とがあります。

注意!「水素(H)の生成」とは、単体のHが出てくるわけではなく、
NAD+ + H2 → NADH2+
FAD + H2 → FADH2
などの反応が進行します。これらは電子伝達系で
NADH2+ → NAD+ + H2
FADH2 → FAD + H2となります。NAD+、FADは基本的に輸送体ですので、図示しないことにします。(以下、同様)

Challenge Quiz

1.

グルコース(ブドウ糖)→ピルビン酸→アセチル-CoA→クエン酸(クレブス、TCA)回路では 酸素 水素 二酸化炭素 少量のATP 大量のATP が生成される。

2.

酸化的リン酸化反応では 酸素 水素 二酸化炭素 少量のATP 大量のATP が消費され、 酸素 水素 二酸化炭素 少量のATP 大量のATP が生成される。

3.

酸化的リン酸化反応に含まれるのは 解糖系 クエン酸(クレブス、TCA)回路 電子伝達系 ATP合成酵素 である。