WikiLink/電解質と体液/肺、腎による酸性物質の排出と血漿緩衝系のはたらき/重炭酸緩衝系の基本的作用/血中のCO2濃度が低下

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2018年6月13日 (水) 15:21時点におけるAdmin (トーク | 投稿記録)による版 (ページの作成:「{{Point|CO<sub>2</sub>の減少に対して重炭酸緩衝系が作用すると、H<sup>+</sup>が減少する。}} left|400px (過換気症...」)
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POINT!
04382.jpg

(過換気症候群などにより)肺機能が亢進する(血中から外へのCO2の移動の線が太くなる)と動脈血中のCO2が低下します。これが下表の1行目「動脈血に最初に起こる変化」です。


BB-hypervent.jpg

この際(表の2行目)、重炭酸緩衝系は、H+ → CO2 (H+ + HCO3- → H2O + CO2)の方向に作用します。この化学反応はCO2を増大させるので、「最初の増減を打ち消す方向」です。


04415.jpg

上記の2つのステップの総和は左図のようになります。




変化の前 H+ ←→ CO2
動脈血に最初に起こる変化     ↓↓
重炭酸緩衝系の作用 ↓    →  ↑ 
総和 ←→ ↓

Challenge Quiz

1.

CO2の減少に対して重炭酸緩衝系が作用すると、H+増大 減少 する。

2.

図の変化に対し、重炭酸緩衝系は  H+ → CO2 (正確には、H+ + HCO3- → H2O + CO2) H+ ← CO2 (正確には、H+ + HCO3-  ← H2O + CO2) の方向に作用する。

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