泌尿器系/腎臓/老廃物の排泄/クレアチニン・クリアランス=糸球体ろ過量

提供:一歩一歩
2013年4月18日 (木) 19:47時点におけるAdmin (トーク | 投稿記録)による版
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クレアチニン・クリアランスとは、1分間に腎臓から排泄される、クレアチニンを含む血しょうの体積であることは、ここまでの説明でわかっていただけましたでしょうか?また、尿が作られるまでの3つの過程には、ろ過、分泌、再吸収があったことも思い出してください。これは、当然、クレアチニンにも成り立ちます。


クレアチニンは、尿細管で、分泌も再吸収もほとんどされない


ことがわかっています。すなわち、


1分間に腎臓から排泄されるクレアチニンの量=1分間に糸球体でろ過されるクレアチニンの量


であるわけです。

1分間に糸球体でろ過されるクレアチニンの量を含む血しょう:クレアチニンは、血しょうに溶解しているわけですから、1分間に糸球体でろ過されるクレアチニンを含む血しょう=1分間に糸球体でろ過される血しょう、すなわち、糸球体ろ過量glomerular filtration rate(GFR)であります。


Challenge Quiz

1.

クレアチニンのクリアランスは、糸球体ろ過量 glomerular filtration rate (GFR)をあらわす。  正.

クレアチニンのクリアランスがGFRをあらわすのは、クレアチニンにおいては、  糸球体でのろ過が受動的である.尿細管で分泌も再吸収もされない. 尿細管で分泌はされるが再吸収はされない ためである。

血漿クレアチニン濃度 10 μg/ml、1分間尿量 1ml/分、尿クレアチニン濃度 1.000 μg/ml のときのクレアチニンクリアランスは? 10 ml/分.100 ml/分. 1000 ml/分

血漿クレアチニン濃度 10 μg/ml、1分間尿量 1ml/分、尿クレアチニン濃度 1.000 μg/mlのときのクレアチニン・クリアランスは、100 ml.ml/分. μg. μg/分 である。