化学平衡にある物質の増減に対する反応-2の2

提供:一歩一歩
2018年3月23日 (金) 09:30時点におけるAdmin (トーク | 投稿記録)による版
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POINT!

動画と音声での説明

ChemicalEquilibrium.jpg

A→Bの反応とA←Bの反応とが同時に同じ速度で進行していると、総和として分子Aも分子Bも増減しません。このような状態を「化学平衡」といい、A←→Bのように表記します。


ChemicalEquilibriumChangesByIncInMolB-2.jpg

ここで分子Bが増えたとしましょう。これを「最初に起こったこと」と呼びましょう。


ChemicalEquilibriumChangesByIncInMolB-3.jpg

 次に、「最初に起こったこと」(分子Bが増えた)を打ち消す方向、すなわちA←B(分子Bが材料として消費されて減少し、分子Aが生成して増加する)反応が進行します。この時、「最最初に起こったこと」での分子Bの増加量より、打ち消す方向の反応(A←B)で消費される量の方が少ないのです。すなわち、「最初に起こったこと」が打ち消されるわけではないのです。


ChemicalEquilibriumChangesByIncInMolB-4.jpg

「最初に起こったこと」より打ち消す方向の変化が少ないことで、新しい化学平衡(バランス)が成立します。

Challenge Quiz

1.

A←→Bの化学平衡で分子Bが増えると、その増加量に比べて A→B A←B の反応で減少する量は 多い 少ない