「呼吸/呼吸疾患/過換気症候群」の版間の差分

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[[Category:呼吸|コキュウ]]
[[メディア:hyperventilation-jpn.mp4|動画と音声での説明]]
[[メディア:過換気症候群.mp4|動画と音声での説明]]
[[ファイル:03690.jpg|alt=03690.jpg|left|400px]]
過換気症候群では、呼吸のシステムに最初起こることとして、呼吸が亢進してしまいます。


これにより、それぞれへの促進作用も、酸素濃度上昇、二酸化炭素濃度低下、pH上昇も多くなってしまいます。
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最初の変化として、呼吸運動が増加したとしましょう。


「結果」が多い場合、負のフィードバックでは、結果を促進する原因を少なくしたいです。
呼吸運動の増加は換気を増加させます。 換気の増加はガス交換を増加させます。 ガス交換が増加すると血中CO<sub>2</sub>減少作用が増強し血中CO<sub>2</sub>が減少します。


しかし、過換気症候群では呼吸の亢進が主病態ですので、負のフィードバックは作用しません。
呼吸運動、換気、ガス交換は血中CO<sub>2</sub>を減少させます。これらは<font color="#ff0000">同じ方向(赤)</font>なので、負のフィードバックは呼吸運動を<font color="#00f">低下(青)</font>させようとします。しかし、呼吸運動の増加が主病態であり、呼吸運動も換気もガス交換もあまり低下せず、血中CO<sub>2</sub>はあまり増加しません。
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<!--[[メディア:HyperventPH.mp4|動画と音声での説明]]-->


これは生理的ではありません。
[[ファイル:IncVentilationPhWithFeedback.jpg|left|400px]]
最初の変化として、呼吸運動が増加したとしましょう。


呼吸運動の増加は換気を増加させます。 換気の増加はガス交換を増加させます。 ガス交換が増加すると血中pH上昇作用が増強し血中pHが上昇します。
呼吸運動、換気、ガス交換は血中pHを上昇させます。これらは<font color="#ff0000">同じ方向(赤)</font>なので、負のフィードバックは呼吸運動を<font color="#00f">低下(青)</font>させようとします。しかし、呼吸運動の増加が主病態であり、呼吸運動も換気もガス交換も血中pHもあまり低下しません。


[[概論/負のフィードバックによる調節/負のフィードバックの異常/「原因」が多すぎる病態(故障)|アクセルがひっかかるなどの故障により、エンジンの回転が上がってしまっている]]のに似ています。
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{{QuizTitle}}
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<GIFT>
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::チャレンジクイズ::
//LEVEL:3  
//LEVEL:3  
//RAND  
//RAND  
過換気症候群では、呼吸(外呼吸、換気)は{=亢進~低下}している。  
過換気症候群では、呼吸運動は{~=増加~低下}している。  


//LEVEL:3
//LEVEL:2
//RAND  
//RAND  
過換気症候群では、血液の酸素濃度は{=上昇~低下}している。  
過換気症候群では、血中CO<sub>2</sub>{増加~=減少}している。  


//LEVEL:3
//LEVEL:1
//RAND  
//RAND  
過換気症候群では、血液の二酸化炭素濃度は{~上昇~=低下}している。  
過換気症候群では、血中CO<sub>2</sub>{増加~=減少}している。  
[[画像:IncVentilationCO2WithFeedback.jpg|400px]]


//LEVEL:2  
//LEVEL:2  
//RAND  
//RAND  
過換気症候群では、血液のpHは{=上昇~低下}している。  
過換気症候群では、血中pHは{~=上昇~低下}している。
 
//LEVEL:1
//RAND
過換気症候群では、血中pHは{~=上昇~低下}している。  
[[画像:IncVentilationPhWithFeedback.jpg|400px]]


//LEVEL:2  
//LEVEL:2  
//RAND  
//RAND  
過換気症候群の主病態は、{=呼吸(外呼吸、換気)~呼吸の血液への(酸素濃度の上昇、二酸化炭素濃度の低下、pHの上昇)作用}の、{=亢進~低下}である。  
過換気症候群の主病態は、{~=呼吸運動~換気~ガス交換}の{~=増加~低下}である。
 
//LEVEL:1
//RAND
過換気症候群の主病態は、{~=呼吸運動~換気~ガス交換}{~=増加~低下}である。
[[画像:IncVentilationPhWithFeedback.jpg|400px]]
</GIFT>
</GIFT>

2024年3月19日 (火) 13:01時点における最新版

動画と音声での説明

IncVentilationCO2WithFeedback.jpg

最初の変化として、呼吸運動が増加したとしましょう。

呼吸運動の増加は換気を増加させます。 換気の増加はガス交換を増加させます。 ガス交換が増加すると血中CO2減少作用が増強し血中CO2が減少します。

呼吸運動、換気、ガス交換は血中CO2を減少させます。これらは同じ方向(赤)なので、負のフィードバックは呼吸運動を低下(青)させようとします。しかし、呼吸運動の増加が主病態であり、呼吸運動も換気もガス交換もあまり低下せず、血中CO2はあまり増加しません。

IncVentilationPhWithFeedback.jpg

最初の変化として、呼吸運動が増加したとしましょう。

呼吸運動の増加は換気を増加させます。 換気の増加はガス交換を増加させます。 ガス交換が増加すると血中pH上昇作用が増強し血中pHが上昇します。

呼吸運動、換気、ガス交換は血中pHを上昇させます。これらは同じ方向(赤)なので、負のフィードバックは呼吸運動を低下(青)させようとします。しかし、呼吸運動の増加が主病態であり、呼吸運動も換気もガス交換も血中pHもあまり低下しません。


Challenge Quiz

1.

過換気症候群では、呼吸運動は 増加 低下 している。

2.

過換気症候群では、血中CO2 増加 減少 している。

3.

過換気症候群では、血中CO2 増加 減少 している。

/wiki/images/thumb/7/78/IncVentilationCO2WithFeedback.jpg/400px-IncVentilationCO2WithFeedback.jpg
4.

過換気症候群では、血中pHは 上昇 低下 している。

5.

過換気症候群では、血中pHは 上昇 低下 している。

/wiki/images/thumb/4/40/IncVentilationPhWithFeedback.jpg/400px-IncVentilationPhWithFeedback.jpg
6.

過換気症候群の主病態は、 呼吸運動 換気 ガス交換 増加 低下 である。

7.

過換気症候群の主病態は、 呼吸運動 換気 ガス交換 増加 低下 である。

/wiki/images/thumb/4/40/IncVentilationPhWithFeedback.jpg/400px-IncVentilationPhWithFeedback.jpg