「概論/エネルギー代謝/グルコースの嫌気的代謝と好気的代謝/グルコースの嫌気的代謝と好気的代謝(6級)のまとめ」の版間の差分

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栄養素は最初、酸素を使わないエネルギー代謝を受けます。これを嫌気的代謝と呼びます。酸素を使わない場合、エネルギー代謝の効率は低く嫌気的代謝の代謝産物にはまだ多くのエネルギーが残っています。<br>
 
グルコース(ブドウ糖)の嫌気的代謝が解糖系です。グルコース(ブドウ糖)から嫌気的にエネルギーを取り出して分解し、そのエネルギーを使って、アデノシン二リン酸(ADP)とリン酸とを結合させて、ATPを生成させます。この反応は速く、時間がかからないため、多くのグルコース(ブドウ糖)を同時に代謝することができます。短時間でATPを大量に生成させることができ、ダッシュ、ジャンプなど瞬発的な運動で、短い時間に大量のATPが必要なときに有利な代謝です。
 
解糖系はミトコンドリアの外で行われています。
 
好気的代謝は酸素を使って、嫌気的代謝の分解産物に残っているエネルギーをゆっくりと時間をかけて取り出す代謝です。効率は高く、多くのエネルギーが取り出され、分解産物は二酸化炭素などです。 取り出された大量のエネルギーによりゆっくりとアデノシン二リン酸(ADP)とリン酸とが結合し、大量のATPが生成します。これも時間がかかります。 二酸化炭素と水は、排出されます。代謝産物の二酸化炭素と水とは体内に蓄積しにくいため、お散歩や軽いジョギングなど、長く持続できる代謝です。
 
好気的代謝はミトコンドリアの中で行われています。


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酸素が消費されるのは、{~嫌気的代謝~=好気的代謝}である。  
酸素が消費されるのは、{~嫌気的代謝~=好気的代謝}である。  
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酸素が消費されるのは、{~嫌気的代謝~=好気的代謝}である。
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2者のうち、後で行われるのは、{~嫌気的代謝~=好気的代謝}である。  
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2者のうち、(一定量の栄養素から供給できる)ATP量が多いのは、{~嫌気的代謝~=好気的代謝}である。  
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2者のうち、(短い)一定時間に合成できるATPの量が少ないのは、{~嫌気的代謝~=好気的代謝}である。  
2者のうち、(短い)一定時間に合成できるATPの量が少ないのは、{~嫌気的代謝~=好気的代謝}である。  
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ミトコンドリアの中で行われるのは、ブドウ糖の{~嫌気的代謝~=好気的代謝}である。  
ミトコンドリアの中で行われるのは、グルコース(ブドウ糖)の{~嫌気的代謝~=好気的代謝}である。  
 
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ミトコンドリアの中で行われるのは、グルコース(ブドウ糖)の{~嫌気的代謝~=好気的代謝}である。
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ミトコンドリアの外で行われるのは、ブドウ糖の{=嫌気的代謝~好気的代謝}である。  
ミトコンドリアの外で行われるのは、グルコース(ブドウ糖)の{=嫌気的代謝~好気的代謝}である。  


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ピルビン酸が代謝産物であるのは、{=嫌気的代謝~好気的代謝}である。  
ピルビン酸が代謝産物であるのは、{=嫌気的代謝~好気的代謝}である。  
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ピルビン酸が代謝産物であるのは、{=嫌気的代謝~好気的代謝}である。
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水、CO<sub>2</sub>が代謝産物であるのは、{~嫌気的代謝~=好気的代謝}である。  
水、CO<sub>2</sub>が代謝産物であるのは、{~嫌気的代謝~=好気的代謝}である。  


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水、CO<sub>2</sub>が代謝産物であるのは、{~嫌気的代謝~=好気的代謝}である。
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2者のうち、代謝産物に含まれる化学的エネルギーが多いのは、{=嫌気的代謝~好気的代謝}である。  
2者のうち、代謝産物に含まれる化学的エネルギーが多いのは、{=嫌気的代謝~好気的代謝}である。  
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2者のうち、代謝産物を体外へ排出しにくいのは、{=嫌気的代謝~好気的代謝}である。  
2者のうち、代謝産物を体外へ排出しにくいのは、{=嫌気的代謝~好気的代謝}である。  
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2者のうち、持続可能時間が長いのは、{~嫌気的代謝~=好気的代謝}である。  
2者のうち、持続可能時間が長いのは、{~嫌気的代謝~=好気的代謝}である。  
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2者のうち、持続可能時間が短いのは、{=嫌気的代謝~好気的代謝}である。  
2者のうち、持続可能時間が短いのは、{=嫌気的代謝~好気的代謝}である。  


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この図中の2つの*印が示すのは、嫌気的代謝に比べて好気的代謝では、{=栄養素の単位量あたりに取り出されるエネルギーが多い~時間がかかる~分解産物に残っているエネルギーが少ない~栄養素の単位量あたりに取り出されるエネルギーが少ない~時間がかからない~分解産物に残っているエネルギーが多い}ことである。  
この図中の2つの*印が示すのは、嫌気的代謝に比べて好気的代謝では、{=栄養素の単位量あたりに取り出されるエネルギーが多い~時間がかかる~分解産物に残っているエネルギーが少ない~栄養素の単位量あたりに取り出されるエネルギーが少ない~時間がかからない~分解産物に残っているエネルギーが多い}ことである。  
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この図中の2つの*印が示すのは、嫌気的代謝に比べて好気的代謝では、{~栄養素の単位量あたりに取り出されるエネルギーが多い~=時間がかかる~分解産物に残っているエネルギーが少ない~栄養素の単位量あたりに取り出されるエネルギーが少ない~時間がかからない~分解産物に残っているエネルギーが多い}ことである。  
この図中の2つの*印が示すのは、嫌気的代謝に比べて好気的代謝では、{~栄養素の単位量あたりに取り出されるエネルギーが多い~=時間がかかる~分解産物に残っているエネルギーが少ない~栄養素の単位量あたりに取り出されるエネルギーが少ない~時間がかからない~分解産物に残っているエネルギーが多い}ことである。  
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この図中の2つの*印が示すのは、嫌気的代謝にくらべて好気的代謝では、{~栄養素の単位量あたりに取り出されるエネルギーが多い~時間がかかる~=分解産物に残っているエネルギーが少ない~栄養素の単位量あたりに取り出されるエネルギーが少ない~時間がかからない~分解産物に残っているエネルギーが多い}ことである。
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2024年3月12日 (火) 14:48時点における最新版

動画と音声での説明

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栄養素は最初、酸素を使わないエネルギー代謝を受けます。これを嫌気的代謝と呼びます。酸素を使わない場合、エネルギー代謝の効率は低く嫌気的代謝の代謝産物にはまだ多くのエネルギーが残っています。

グルコース(ブドウ糖)の嫌気的代謝が解糖系です。グルコース(ブドウ糖)から嫌気的にエネルギーを取り出して分解し、そのエネルギーを使って、アデノシン二リン酸(ADP)とリン酸とを結合させて、ATPを生成させます。この反応は速く、時間がかからないため、多くのグルコース(ブドウ糖)を同時に代謝することができます。短時間でATPを大量に生成させることができ、ダッシュ、ジャンプなど瞬発的な運動で、短い時間に大量のATPが必要なときに有利な代謝です。

解糖系はミトコンドリアの外で行われています。

好気的代謝は酸素を使って、嫌気的代謝の分解産物に残っているエネルギーをゆっくりと時間をかけて取り出す代謝です。効率は高く、多くのエネルギーが取り出され、分解産物は二酸化炭素などです。 取り出された大量のエネルギーによりゆっくりとアデノシン二リン酸(ADP)とリン酸とが結合し、大量のATPが生成します。これも時間がかかります。 二酸化炭素と水は、排出されます。代謝産物の二酸化炭素と水とは体内に蓄積しにくいため、お散歩や軽いジョギングなど、長く持続できる代謝です。

好気的代謝はミトコンドリアの中で行われています。

Challenge Quiz

1.

酸素が消費されるのは、 嫌気的代謝 好気的代謝 である。

2.

酸素が消費されるのは、 嫌気的代謝 好気的代謝 である。

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3.

酸素が消費されないのは、 嫌気的代謝 好気的代謝 である。

4.

2者のうち、先に行われるのは、 嫌気的代謝 好気的代謝 である。

5.

2者のうち、後で行われるのは、 嫌気的代謝 好気的代謝 である。

6.

2者のうち、後で行われるのは、 嫌気的代謝 好気的代謝 である。

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7.

完全燃焼に例えられるのは、 嫌気的代謝 好気的代謝 である。

8.

不完全燃焼に例えられるのは、 嫌気的代謝 好気的代謝 である。

9.

2者のうち、(一定量の栄養素から供給できる)ATP量が多いのは、 嫌気的代謝 好気的代謝 である。

10.

2者のうち、(一定量の栄養素から供給できる)ATP量が多いのは、 嫌気的代謝 好気的代謝 である。

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11.

2者のうち、(一定量の栄養素から供給できる)ATP量が少ないのは、 嫌気的代謝 好気的代謝 である。

12.

2者のうち、(短い)一定時間に合成できるATPの量が多いのは、 嫌気的代謝 好気的代謝 である。

13.

2者のうち、(短い)一定時間に合成できるATPの量が少ないのは、 嫌気的代謝 好気的代謝 である。

14.

2者のうち、(短い)一定時間に合成できるATPの量が少ないのは、 嫌気的代謝 好気的代謝 である。

/wiki/images/thumb/0/09/04441.jpg/500px-04441.jpg
15.

ミトコンドリアの中で行われるのは、グルコース(ブドウ糖)の 嫌気的代謝 好気的代謝 である。

16.

ミトコンドリアの中で行われるのは、グルコース(ブドウ糖)の 嫌気的代謝 好気的代謝 である。

/wiki/images/thumb/0/09/04441.jpg/500px-04441.jpg
17.

ミトコンドリアの外で行われるのは、グルコース(ブドウ糖)の 嫌気的代謝 好気的代謝 である。

18.

ピルビン酸が代謝産物であるのは、 嫌気的代謝 好気的代謝 である。

19.

ピルビン酸が代謝産物であるのは、 嫌気的代謝 好気的代謝 である。

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20.

水、CO2が代謝産物であるのは、 嫌気的代謝 好気的代謝 である。

21.

水、CO2が代謝産物であるのは、 嫌気的代謝 好気的代謝 である。

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22.

2者のうち、代謝産物に含まれる化学的エネルギーが多いのは、 嫌気的代謝 好気的代謝 である。

23.

2者のうち、代謝産物に含まれる化学的エネルギーが少ないのは、 嫌気的代謝 好気的代謝 である。

24.

2者のうち、代謝産物を体外へ排出しやすいのは、 嫌気的代謝 好気的代謝 である。

25.

2者のうち、代謝産物を体外へ排出しにくいのは、 嫌気的代謝 好気的代謝 である。

26.

2者のうち、代謝産物を体外へ排出しにくいのは、 嫌気的代謝 好気的代謝 である。

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27.

2者のうち、持続可能時間が長いのは、 嫌気的代謝 好気的代謝 である。

28.

2者のうち、持続可能時間が長いのは、 嫌気的代謝 好気的代謝 である。

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29.

2者のうち、持続可能時間が短いのは、 嫌気的代謝 好気的代謝 である。

30.

この図中の2つの*印が示すのは、嫌気的代謝に比べて好気的代謝では、 栄養素の単位量あたりに取り出されるエネルギーが多い 時間がかかる 分解産物に残っているエネルギーが少ない 栄養素の単位量あたりに取り出されるエネルギーが少ない 時間がかからない 分解産物に残っているエネルギーが多い ことである。

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31.

この図中の2つの*印が示すのは、嫌気的代謝に比べて好気的代謝では、 栄養素の単位量あたりに取り出されるエネルギーが多い 時間がかかる 分解産物に残っているエネルギーが少ない 栄養素の単位量あたりに取り出されるエネルギーが少ない 時間がかからない 分解産物に残っているエネルギーが多い ことである。

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