「神経系/総論/自律神経系/交感神経と副交感神経の二重支配」の版間の差分
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末梢神経である自律神経は、さらに、機能的に交感神経と副交感神経とに分類されます。一言で言えば、交感神経は、運動に必要な機能を亢進させる神経系であり、副交感神経は、腸管の消化・吸収などを亢進させる神経系です。 | 末梢神経である自律神経は、さらに、機能的に交感神経と副交感神経とに分類されます。一言で言えば、交感神経は、運動に必要な機能を亢進させる神経系であり、副交感神経は、腸管の消化・吸収などを亢進させる神経系です。 | ||
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それぞれの臓器には両系統の支配(二重支配)があり、お互に相反する効果(拮抗支配、相反支配)をおよぼしています。たとえば、循環系(心拍数、血圧など)は、交感神経により亢進(上昇)し、副交感神経により抑制されます。一方、消化管、膀胱などの活動(収縮、蠕動、分泌など)は、副交感神経により亢進し、交感神経により低下します。 | |||
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「二重支配」「拮抗支配」「相反支配」は、{~体性~=自律}神経の特徴である。 | 「二重支配」「拮抗支配」「相反支配」は、{~体性~=自律}神経の特徴である。 | ||
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自律神経系には、交感神経と副交感神経とがあり、原則的に内臓器官はその {~一方の~=両方の}支配を受けている。 | 自律神経系には、交感神経と副交感神経とがあり、原則的に内臓器官はその {~一方の~=両方の}支配を受けている。 | ||
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交感神経により、腸管の蠕動、消化液の分泌は {~亢進~=低下}する。 | |||
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膀胱体部の平滑筋は、副交感神経により、{~ | 膀胱体部の平滑筋は、副交感神経により、{~弛緩~=収縮}する。 | ||
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瞳孔は、交感神経により {=散大~縮小}する。 | 瞳孔は、交感神経により {=散大~縮小}する。 | ||
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2024年1月18日 (木) 16:29時点における最新版
交感神経は、運動に必要な機能を亢進させる自律神経系であり、副交感神経は、腸管の消化・吸収などを亢進させる自律神経系である。 |
末梢神経である自律神経は、さらに、機能的に交感神経と副交感神経とに分類されます。一言で言えば、交感神経は、運動に必要な機能を亢進させる神経系であり、副交感神経は、腸管の消化・吸収などを亢進させる神経系です。
それぞれの臓器には両系統の支配(二重支配)があり、お互に相反する効果(拮抗支配、相反支配)をおよぼしています。たとえば、循環系(心拍数、血圧など)は、交感神経により亢進(上昇)し、副交感神経により抑制されます。一方、消化管、膀胱などの活動(収縮、蠕動、分泌など)は、副交感神経により亢進し、交感神経により低下します。
Challenge Quiz
「二重支配」「拮抗支配」「相反支配」は、 体性 自律 神経の特徴である。
自律神経系には、交感神経と副交感神経とがあり、原則的に内臓器官はその 一方の 両方の 支配を受けている。
交感神経により、腸管の蠕動、消化液の分泌は 亢進 低下 する。
交感神経により、腸管の蠕動、消化液の分泌は 亢進 低下 する。
![/wiki/images/thumb/7/7f/04519.jpg/300px-04519.jpg](/wiki/images/thumb/7/7f/04519.jpg/300px-04519.jpg)
副交感神経により、腸管の蠕動、消化液の分泌は 亢進 低下 する。
副交感神経により、腸管の蠕動、消化液の分泌は 亢進 低下 する。
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気管は、交感神経により 拡張 収縮 する。
気管は、交感神経により 拡張 収縮 する。
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気管は、副交感神経により 拡張 収縮 する。
気管は、副交感神経により 拡張 収縮 する。
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交感神経により、血圧は 低下 上昇 する。
膀胱体部の平滑筋は、交感神経により、 拡張 収縮 する。
膀胱体部の平滑筋は、副交感神経により、 弛緩 収縮 する。
交感神経により、心拍数は 減少 増加 する。
交感神経により、心拍数は 減少 増加 する。
![/wiki/images/thumb/7/7f/04519.jpg/300px-04519.jpg](/wiki/images/thumb/7/7f/04519.jpg/300px-04519.jpg)
副交感神経により、心拍数は 減少 増加 する。
副交感神経により、心拍数は 減少 増加 する。
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瞳孔は、交感神経により 散大 縮小 する。
瞳孔は、交感神経により 散大 縮小 する。
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瞳孔は、副交感神経により 散大 縮小 する。
瞳孔は、副交感神経により 散大 縮小 する。
![/wiki/images/thumb/7/7f/04519.jpg/300px-04519.jpg](/wiki/images/thumb/7/7f/04519.jpg/300px-04519.jpg)